大槻水澄(MISUMI)ブログ 『声出していこうっ!』

ボイストレーナー大槻水澄(MISUMI)が、歌、声、音楽、そして「生きること」をROCKに語ります。

*

「楽しい!」「おもしろい!」が正しい学び方。

   

末原拓馬くん(以下タクちゃん)と私の出会いは、
かれこれ15~6年くらい前にさかのぼると思われます。

私の記憶に残るタクちゃんは、たしか高校生くらいで、
ティーンエイジャーというのに、当時から、やたら人なつっこくて、素直で。

お父さんである、ギターリスト・末原康志氏と私がご一緒するライブに来ては、
目をきらきらさせて、
「かっこいいね〜。」などとニコニコしているタクちゃんを見て、
あらあら、末原さんちのボク、可愛いなぁ、などと思っていたものでした。

 

やがて見事、早稲田大学にご入学。
「わぁ。これで末原家も一安心ですね」と言ったら、
たしか、「ジャーナリストになりたいと言ってるんだ」と、
末原さんが、嬉しそうに言っていたのが、ついこの間のことのように思い出されます。
さすが優秀なご一家は違う、
息子が早稲田出のジャーナリストとかなんて、カッコいいわよね、

などと言っていたのに、ほどなく、様子が変わってきました。
「なんか、あいつ、演劇にはまっちゃってさぁ・・・」

そうして、自ら主宰してはじめた『劇団おぼんろ』にどっぷり。
脚本、演出、主演までつとめるようになったタクちゃんは、
もちろん、ジャーナリストになることもなく、そのまま演劇人街道を突っ走ります。

 

小さなシアターで定期的に劇団の公演をしたり、
ときに路上でパフォーマンスをしたりするところから、
最近ではテレビや映画に出たり、大きなシアターを何日も満杯にしたり、
さまざまな演劇に客演したり、脚本を提供したり・・・

そんな、年々、立派な演劇青年として成長していく彼の姿を垣間見ては、
私も嬉しく思ってきました。

しかし、実は、そんなタクちゃんに、ずっと抱いていた疑問があります。

「なんで、歌わないんだろう・・・??」

 

末原康志氏は、もちろん有名なギターリストであり、アレンジャー。
教則本もたくさん出版しています。
お母さんはといえば、音大の声楽家を卒業され、先生などもしている方で、
末原氏も恐れるほどの耳の持ち主。
さらに、お姉さんは、音大のピアノ科を目差したこともあるほどのピアノの名手。

 

つまり、DNAには音楽的な才能しかない。
加えて、彼は演劇で鍛えた素晴らしい声を持っています。

楽器をやっていないのはともかくとして、
歌さえ歌わないなんて・・・
これは、私にとっては、実に不思議、かつ不自然なことなのでした。

しかし、そんな話をタクちゃんとしているうちに、
実は、その背景に、彼の抱える大きなトラウマがあることを知ります。

詳しくは、おそらく『The ワークショップ Show』にて語られることになると思うので、
ネタバレは避けますが、

「声も歌もメンタルが8割!」「誰だって歌える!」を提唱し、
これまでプロアマ問わず、実にたくさんの人たちの
声や歌のトラウマを癒すお手伝いをしてきた私としては、
そんな彼を放置できるわけがありません。

 

タクちゃんに自信をつけさせたい。
歌えるということに、気づいて欲しい。

そんな思いで、レッスンをはじめたのです。

IMG_2564

今回の企画は、そんなレッスンでの会話の中から生まれました。

 

歌うことに自信が持てない。
自分の声が好きになれない。
人前に出ることが苦手である。。。

そんな、思いを感じている人のストレスをなくしたい!

 

同時に、いつもセミナーや講演会でやっているワークを、
もっと気楽に、たくさんの人が参加できる、
エンターテインメントという形でやりたいという、
私の長年の思いを実現する企画でもあります。

 

人は、楽しいこと、おもしろいことは、カラダの感覚で覚えるものです。
気持ちいいことは、放っておいても反芻したくなるのです。
楽しい、おもしろい、気持ちいい。
それでいて気がついたら、なんか、いろいろうまく行っている。

 

そんなことを目差し、
2人のエンターテイナーが本気でぶつかりあう2時間半です。
 

企画が盛り上がりすぎて、気がついたら、
私まで、おそろしき「生まれて初めて」を体験することになってしまいました。
ま、それもエンタメ。

 

人前で話すこと、歌うこと、演じることに興味のある方、
そうしたことにトラウマを持っている方。

本音でしゃべり倒す末原拓馬とMISUMIのトークや、
二人の、文字通りの「生まれて初めての初の挑戦」を目撃したいという方。

単に、新しい、おもしろいことを体験してみたいという方。

ぜひ。
MISUMI&TAKUMA 『The ワークショップ Show』

CJBmXrrUsAElGu7

 

 

 - ごあいさつ・お知らせ

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

  関連記事

「理由はないのに確信はある」

2008年8月8日に起業して、 昨日でちょうど8年になりました。   …

質問コーナーのお答えです。

さて、今日は、先日の 『疑問、質問、聞きたい話、ありますか?』 にお寄せいただい …

no image
心機一転、リニューアルスタートです!

  『シゴタノ!』大橋悦夫さんに手取り足取りご指導いただき、 『声出し …

新年おめでとうございますっ!

新年おめでとうございます。 年末は、毎年、自分たちもあきれるほどに徹底的に掃除を …