大槻水澄(MISUMI)ブログ 『声出していこうっ!』

ボイストレーナー大槻水澄(MISUMI)が、歌、声、音楽、そして「生きること」をROCKに語ります。

*

人生で大事なことは、みんなバンドから教わった

   

バンドって、うまく行ってるときは、
「これほど素敵なものはない!」と思えるくらい、
最高の仲間と過ごす最高の時間をくれます。

 

みんなで夢を見て、
みんなで飲んだくれて、

なんで今まで巡り会えなかったんだろう、
こんな仲間といられて、なんて幸せなんだろうと、
心の底から信じられて、

一緒に笑って、一緒に泣いて、
時間を忘れて語り合って、

一緒にちやほやされて、
一緒にいい気になって、
一緒に落ち込んで、

カッコいいと思えることも、馬鹿なことも、
いっぱいやって・・・

 

本当に、音楽をやっていて、
バンドをやっていて、よかったと思わせてくれる、
特別な、特別な、ものです。

 

しかし、最高があれば、最低もある。

大好きだったメンバーに、いきなり裏切られたり、
なんの予告もなく、突然フェードアウトされたり。

急に興味を失って離れていく人もいます。

残念ながら、先立たれてしまうこともあります。

 

「みんな」でなかよくしていたはずだったのに、
知らないうちに、メンバー同士が秘密でつきあっていたり、

つきあっていたメンバー同士が、
修羅場を演じるような、酷い別れ方をしてみたり、

1人の彼氏や彼女を取り合ってみたり、

自分のおかげで、バンドがうまく行っているんだと、
思いきり偉そうに勘違いをはじめるやつがいたり・・・

 

なかよく、楽しくやれていたのに、
時間と共に、みんなが違う方向を向き始めて、
お互いが思ったように動かなくていらだってみたり。。。

他のおいしい仕事に誘われて脱退するやつがいたり、
売れているバンドに引き抜かれてしまうやつがいたり・・・。

そうかと思うと、いきなり、自分だけがバンドをクビにされたり。。。

 

 

よい時期があるほど、
仲のよかった時期が輝いているほど、

うまく行かなくなったときの寂しさや、
悲しさ、
面倒くささ、

ウンザリする気持ちや、
お互いを恨みがましく思ったり、
時に嫌悪したりするような気持ちも、ひとしおです。

 

しかし、どんなに苦しくても、
最後は嫌な思いをしても、
やっぱり、バンドは素晴らしい。

たくさんのことを教えてくれる人生の先生です。

 

 

傷つくことを恐れていたら、最高の瞬間を味わうこともできません。

 

人と関わることは、時に苦しいけど、
だからこそ、喜びもたくさんあるのです。

 

いやぁ〜、バンドって、本当にいいものですね。

10747402 - rock band standing in front of graffiti

 - Life, バンド!

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

  関連記事

時間の密度を高める集中のコツとツボ

作品をつくりあげるとき、 制作現場で、 そして、トレーニング、練習、リハーサルで …

文化は「オタク」と「変態」、そして「ドM」がつくる

忙しがる人は好きじゃないのですが、 最近、自分もそんな、自分が好きじゃない類の人 …

「いいおとながトラウマと向き合う」

思い出すのもぞっとする、 考えただけで嫌な気分になるようなことが、 人にはいくつ …

音なき音楽をキャッチする

歌や音楽を学びたい、極めたいと思うとき、 ついつい、音楽のことばかりを考え、 ま …

やりたいことは、「今」はじめる。 10年続ける。

無条件に何かを「楽しい」と感じられるようになるまで、 人は何かしらの学習を積み重 …

感性は「お茶の間」で目覚める

「MISUMI、よく聞いとけよ。歌ってのはこうやって歌うもんだ。 テレビで流れて …

ワードを変えれば、自分が変わる

有名な心理学の実験で、 「スタンフォード監獄実験」というのがあります。 ごく普通 …

「もっと遊べ!」という謎のワード

「MISUMIちゃんは、もっと遊ばなくっちゃ。」 来る日も来る日も歌のことばかり …

no image
「今に見てろよ」はGoサイン!

音楽を志す人だけでなく、 人と違うことをがんばろうとする人は、大小さまざまな挫折 …

ボーカリストが20代のうちにやっておきたい10のこと

10代、20代のアーティストたち、学生たちを見ていると、 彼らの脳や肉体の柔軟性 …