大槻水澄(MISUMI)ブログ 『声出していこうっ!』

ボイストレーナー大槻水澄(MISUMI)が、歌、声、音楽、そして「生きること」をROCKに語ります。

*

オーディション詐欺!?・・・久々にぶち切れました

   

まず、ハッキリと言っておきたい。

 

オーディションというのは、
事務所やレコード会社が、お金と時間を注いで、
育てる価値のある新人アーティストを発掘するために行われるもの。

 

そこで、発掘されたアーティストの卵たちのほとんどが、
プロ・デビューに向けて、育成期間に入ります。

 

 

「育成期間」とは、事務所やレコード会社が、
それなりの予算と時間をかけてアーティストを育てる期間。

その間に、ヴォイストレーニング、ダンス、
楽器のレッスンに通わせてもらったり、

作曲家、作詞家の先生たちと打ち合わせしたり、

デモ音源制作、アーティスト写真の撮影などをしたり、

業界の人たちや会社の人たちがやってくる
ライブを経験したり。。。

 

そして、

地方の子なら定期的に上京する交通費や宿泊費を
面倒みてもらったり、

生活費や家賃なども面倒をみてもらったり。

中には、楽器やスタジオ代などもすべて面倒みてもらえるという、
恵まれた子たちもいます。

 

育成期間の長さや条件は、会社によっても、時期によっても、
アーティストのポテンシャルによっても違います。

そんな期間を経て、スターになる子もいれば、
残念ながら卒業となってしまう子もいるわけです。

 

さて。

 

昨今、「オーディション」という名前の、
詐欺まがいのビジネスをしている輩の話をそこかしこで聞きます。

オーディションに受かったから、
30万円出してくれたら、うちでCD出させてあげる。

オーディションに受かったから、
100万払ったら、うちのHPにバンドのプロモビデオ載せてあげる。

オーディション受かったから、
50万払ったら、うちの養成所に入れてあげる。

 

この時点で、ふざけんな。です。

100歩ゆずって、
その会社がなんらかの仕事を持っていて、
そこに出入りすることでお仕事がもらえるようになったとして、
会社の取り分は何パーセントでしょう?

 

本当にお仕事を取れるような子を育てるなら、
なんで、会社のリスクがゼロ?
それどころか、そんな才能のある「商品」から、
お金を取る必要がありますか?
 

その会社のカタログに名前が載ってしまったが最後、
その会社の所属のように扱うところさえあります。
 
その会社と関係ないところで気に入られてデビューが決まったのに、
いきなり権利を主張されたというこわいお話も聞きます。

 

 

「養成所」や「スクール」の入所オーディションという名目で受けるなら、
合格したからと、お金を払うことになるのもわかります。

しかし、

「新人発掘オーディション」
「夢をかなえるオーディション」
「CDデビューオーディション」

そんな名前で人を集めておいて、
合格したから金払え、というのは、

私的見解ですが、

まず間違いなく詐欺です。

 

酷い業者になると、
「受かったから、書類書いて」
と、その場で契約書にサインさせられたり、

もっともっと酷い業者になると、
いきなりローンを組まされたりします。

 

人の夢を食い物にしやがって。

もうスーパーF*ckな業者です。

 

みんな、夢をかなえたくて、
必死な気持ちでチャンスを探しています。

 

食い物にしやがるヤツらは、本気で許せません。

耳たぶつかんで、シャウトしてやりたいと、心から思います。

 

 

繰り返します。

 

「オーディションは、育てる価値のあるアーティストを発掘するためのもの」で、

「自社のどうでもいい教育システムにお金を払わせるためにやるもの」ではありません。
 

そもそもググってもろくな経歴が出てこない会社、
経営陣が誰なのかもわからない会社、
 
ホームページがいかにもちょちょいと作ったしょぼいもので、
売れてない芸能人の名前が列挙されていたり、
聞いたこともない三流の作品やお仕事の事例しか出ていなかったりする会社、

 

本当に気をつけてください。

 

東京は素敵な街です。

素敵な大人や、素敵な会社がたくさんあって、

たくさんの人が、真面目に、真剣に、
いい音楽を作りたい、
素敵なアーティストを育てたい、
そうやって、世の中をちょっぴり素敵にしたいと、
毎日毎日真剣に戦っています。

 

一握りの、人の夢を食い物にしやがる輩たちのせいで、
業界全体が汚れて見えるのは我慢できません。

 

もしも、
まわりでオーディションを受けるという子の話を聞いたら、
契約したり、お金を払わされたりする前に、
おとなに相談するように、勧めてくださいね。

そして、そんなヤツらに出会ったら、
みんな、耳たぶつかんでギャ〜ッ!と言ってやりましょう!

 

 

あー頭にきた。

64022426 - portrait of two mimes representing business people

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 - 夢を叶える, 音楽業界・お金の話

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