大槻水澄(MISUMI)ブログ 『声出していこうっ!』

ボイストレーナー大槻水澄(MISUMI)が、歌、声、音楽、そして「生きること」をROCKに語ります。

*

トレーニングの最大の難関は「はじめる」

   

どんなトレーニングでも、続ければ必ず結果が出ます。

それがトレーニングの本質というものです。
走れるカラダをつくりたかったら、走る。
泳げるようになりたかったら、泳ぐ。
歌う機能を鍛えたかったら、歌う。

まったくもって、シンプルな話です。

元々、そのスポーツや芸事に興味があるわけなので、
ひとたびトレーニングをはじめれば、
それ自体が多少ハードでも、夢中になりますし、
夢中になるほどに、結果がついてくるものです。

最大の難関は、そう。「はじめる」。

やってみたいよね。。。
でも、続かないだろうなぁ。
結構ハードだしね。
続かなかったら、カッコ悪いし、第一いろいろもったいないしね。。。

とかなんとか、ぶつぶつ考えているうちに、
時が過ぎ、やがて、やりたかったと思ったことすら忘れてしまう。

ふとした時に、そのスポーツや芸事で輝いている人をみかけ、

(あぁ、やってみたいよね。・・・でも、続かないだろうな。。。)

と、また独白で終わってしまう。

そうやって、年を重ねるほどに、
どんどん億劫になり、何かをはじめることができなくなってしまいます。

そんな自分を変えるために、お勧めの方法、3つ。

 

1.まず、「調べる」。

考えているだけではダメです。
とはいえ、いきなりはじめるのはハードルが高い。
調べるだけなら、デスクに座ったまま、移動中にスマホで、
いつでもどこでも、可能です。

そうやって調べることでイメトレができます。
脳もだんだんとやる気を出します。
自分の身近な場所に、トレーニングが受けられる場所が
意外とたくさんあることに気づくかもしれません。

 

2.そして「申し込む」。

一度も経験のないことをトレーニングするときは、
トレーニングの効率を上げるためにも、故障を防ぐためにも、
やはりトレーナーの助けは不可欠です。

トレーニングを自分ひとりでコツコツと進めようと思うのは、
実はもっともエネルギーのいること。
人目があるから、がんばれる。
トレーナーの励ましがあるから、やり抜ける。

なにごとも勢いです。
酔った勢いでもいい。誰かに背中を押された瞬間でもいい。
とにかく、電話かけちゃう。申し込んじゃう。これです。
お金を払うことは、特に効果があります。

他に、「仲間を誘う」、「宣言する」もある程度効果がありますが、
その仲間が自分より怠惰だと、そこでエネルギーを消耗しますし、
誰かに宣言して、続かなかったときに、自己嫌悪を感じ、
次に何かをはじめようとしたときに、
さらなるブレーキをかけてしまう可能性がありますね。

 

3.形からはいる。たとえば、「ウェアをそろえる」

形を整えると心がついてきます。

ジョギングをはじめるなら、ジョギングシューズを新調する。
可愛い、カッコいいウェアをそろえる。

水泳なら水着を、ダンスならダンスウェアを、
ジム通いならジムで映えるウェア・・・。

歌のトレーニングなら、専用のレコーダーやファイルを買ってもいい。
トレーニングに行くための靴を買ってもいい。

とにかく、その服を見るだけで気持ちがあがる、
やる気がでるものをそろえます。
モノの力を借りるんです。

投資するほどに、気合いが入ります。
絶対に元取らなくちゃ、と思う。
結局、人はキャッシュな生き物なので、
先行投資は絶対に有効な手段です。

ところで、続かなくてもいいや、と思うことも、実は大切です。
やってみないことは、自分に向いているのか、どうかわかりません。
はじめて、やってみて、はじめて向いているとか、好きとかいうことがわかる。

「続けなくちゃいけない」と思うことがプレッシャーになって、
はじめられないほど、つまらないことはありません。

はじめる勇気は、弱い自分を認め、
それを許すことから生まれるのかもしれませんね。

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