大槻水澄(MISUMI)ブログ 『声出していこうっ!』

ボイストレーナー大槻水澄(MISUMI)が、歌、声、音楽、そして「生きること」をROCKに語ります。

*

心のノイズを打ち消して、ただがむしゃらに進むのだ

   

こんなこと、やってみたい!

こんなこと、やったらどうだろう!?

 

そんなアイディアが頭をよぎることは、
どんな人にも、必ずあります。

 

そんなアイディアの9割以上は、
泡のように消えてしまうものですが、
なぜか、何度も頭をよぎる、
心を離れないアイディアというのもあります。

そんなアイディアを実際に行動に移す人は、3割程度。

行動に移したアイディアを
目差したゴールまで、やり抜ける人は、
そのさらに3割程度・・・と言われています。

 

さて。

せっかく「はじめる」という、
最初の大きなハードルを乗り越えたのにやり抜けない、
結果を出せない理由は、なんでしょう。

 

なにかにひたむきに取り組んでいると、
ひたむきになればなるほど、
必死に取り組めば取り組むほど、
心の中で、いろんな声が聞こえます。

 

こんなことしてなんになる?

なんでこんなこと、うまくいくって思うわけ?

自分にできるわけないじゃん。

こんなにがんばってるのに、ちっとも前進できないな。

ってか、誰もこんなこと認めてくれないさ。。。

 

そんな心の葛藤を繰り返すうちに、

だんだんと自分のやろうとしていることが、
色あせ、無意味なことに思えてくる。

 

もっと意味のあること、
もっと自分に向いていることに時間を使った方がいいんじゃない?
と、考えはじめる。

がむしゃらに走っていたのに、スローダウンする。

すると、ますます、
がんばっていたことが無意味なことのように思えてくる。

少し時間をおいてみようかなと、休む間に、
すっかり情熱が冷めて、何年も時間が経ってしまう。。

 

まぁ、そんなパターンです。

 

もちろん、

そうやって挫折してしまうことは、
ホントにやりたいことじゃなかったのだと、
割り切ることも大切ですし、

とりあえず、がんばってみたから、いろいろ学びましたよ、
というのもいいでしょう。

 

しかし、心のノイズ・ゼロな状態で、
何かを最後までやり遂げている人って、
一体何パーセントくらいいるでしょう?

 

心のノイズに耳を傾けすぎることが、
もしかしたら、なにひとつやり遂げられない原因なのではないか?

 

 

山歩きが好きで、亡父が元気だった頃は、
休みになると、二人でいろいろな山を歩きました。

歩いていると、いろんな想いが頭をよぎります。

 
この道、あってるよね?

忘れ物、してないかな?

こんなにがんばって、体力最後までもつかしらん?

荷物、重いなぁ。。。。

 

しかし、そうやって、頭をよぎるノイズよりも、
まわりの景色の美しさや、
汗をかくことの爽快感、
そして、一歩一歩前に進んでいく自分を誇らしく思う気持ちに、
いつだって焦点があたっていました。
 

なんと言っても、ゴールまで歩ききるか、
せっかく歩いてきたおなじ道をおなじくらい苦しい想いをして後戻りするかの決断しかないわけです。

歩き始めたときから、覚悟は決まっているのです。

 

こんな曲、誰が聞くんだよ。
これ、誰かの曲のパクリかな?
売れないっしょ、こんなの。
誰も聞いてくれない曲、書いたってしょうがないじゃん。
結局、オレ、曲書く才能、ないってことなんじゃね?

 

 

それはノイズなのか、
それとも、自分の中の英知が教えている悟りなのか、
誰にもわかりません。

 
どうせわからないなら、
心のノイズを打ち消して、
ただがむしゃらに、とにもかくにも、
駆け抜け、ゴールまで行き着いてみたらどうか。
 
ゴールに行かなくちゃ見えないことがきっとある。

 

歌わない歌は聞こえない。
 
つくらない作品は、結局誰の耳にも届かないし、
行動しなければ、どこにも行き着かない。

 

間違った道を歩くことよりも、
道の、その先を見届けずに、歩くのをやめてしまうことの方が、
よほど恐ろしいのではないのか。

 

今日も心のノイズをやり過ごしながら、
ただ、がむしゃらに進むのです。

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