大槻水澄(MISUMI)ブログ 『声出していこうっ!』

ボイストレーナー大槻水澄(MISUMI)が、歌、声、音楽、そして「生きること」をROCKに語ります。

*

「歌うことをはじめる」はじめの一歩をどう踏み出すか。

   

「ずっと歌をやりたかった。」
そんな風に思っている人は、数え切れないほどいるようです。

そんな人に出会うたび、

「え〜?歌えばいいじゃないですか!?」

と、まぁ、私なんで、軽く、いや、強めに(?)言うわけですが・・・

 

すると、実にさまざまな答えが返ってきます。

「なかなか時間がなくって。」

「歌の練習って、どこでやればいいのかよくわからないんですよ。」

「きちんと習えばいんでしょうけど、なかなかねぇ・・・。」

「いやいやいやいや。音痴なんですよ。お聞かせできる歌じゃないし。」

「ひとりじゃなかなか、難しいじゃないですか。」

 

そんなお話を聞くたびに、歌うことって、とにもかくにも、
「はじめる」という最初の障害を乗り越えることが一番大変なんだなぁ、
と感じます。

そんなわけで、今日は、
「歌うことをはじめる」はじめの一歩をどう踏み出すか、
というお話です。

 

さて。

「歌いたい」と思ったら、最初に”How”、
すなわち「どうやって?」を考えてはいけません。

まぁ、これはなにを始める時でもおなじなのですが、

真っ先にやるべきことは妄想。
ひたすら妄想です。

 

単に「うまくなりたい」ではダメです。

具体的に、「誰みたいに、○○という曲を歌いたい。」
というレベルまで妄想します。

さらには、どんなシチュエーションで、いつ、誰とと、
なるべく具体的に考え進むことが大切です。

たとえば、「ホイットニーの”I will Always Love You”を
プロのバンドに伴奏してもらって、ライブハウスで歌いたい。」
というように妄想するのです。

この時点で、
「ホイットニーなんかシロウトが歌えるワケないわね〜」とか、
「バンドに伴奏してもらうのなんて、絶対無理だけどね」
などと、自分の妄想に水をぶっかけるような思考は、単なるノイズです。
やめてください。

可能か不可能かはこの際問題じゃないのです。

常に、「すべてが可能だったら」という前提で妄想してください。

妄想が中途半端だと、すべてそこで終わります。
妄想は徹底的に、完璧にやるのです。

どこのライブハウスで、誰と、どんな服を着て・・・まで、
具体的に落とし込めれば、さらに完璧ですが、
最初からそこまで妄想のハードルを上げすぎると、
その時点で挫折しますから、まずはざっくりと、でいいでしょう。

 

さて。

当ブログは、もちろん、みなさん、ご存じの通り、
「完璧に妄想して後はリラックスして待ちましょう」
みたいな、自己啓発系ブログではありません。

大事なことは、自分で自分のお尻を蹴飛ばすこと。

 

妄想を極めたら、次にやるべきことは調査です。

え?調査?と思うでしょうか?

自分が叶えたいと思うことの多くは、
いや、ほとんどが、誰もが一度は夢見ることです。

叶えたいと思う人が多ければ、
叶えるためのしくみが用意されているのが21世紀というもの。

つまり、自分の妄想は、
誰かがすでに現実化したことのある夢であると考えるのが自然です。

だからね。
方法論が転がっているんですよ。

欲すれば、情報は必ず集まってくる時代です。

全く歌えなかった人が、”I Will Always Love You”を歌えるようになるまでの練習方法がみつかるかもしれません。

夢を叶えてくれる先生やスクールがみつかるかもしれません。

練習場所に困っている人は世の中に腐るほどいます。
そんな人たちがどうやって練習しているか、
アイディアが見つかるかもしれません。

プロに演奏してもらうことが可能なライブハウスの情報や、
誰もが参加できるセッションの情報や、
有志が開くライブコンサートや・・・

求めれば、情報は必ず集まってきます。

 

必要な情報をすべて集めたら、
後はスケジュールを立て、行動するだけです。

時間は行動についてきます。
本気でやりたいなら、時間は絶対つくれるはずです。
お金もおなじです。

もちろん、妄想は自由。

大それた妄想じゃなくっても、
自分では平凡な、とか、ちっぽけな、と思えるようなことでも、
反対に、ばかげているほどでっかいことでもOKです。

どんな妄想も、叶える道筋はおなじです。

 

いかがでしょうか?

はじめの一歩を正しく踏み出せば、必ず夢に近づいていくことができます。

 

まずは妄想。はじめちゃってください!

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