風邪をもらいたくない人の「非情の掟」
何年か前のこと。
海外旅行中にこっぴどく風邪をこじらせて、
副鼻腔炎が半ば慢性化してしまい、
その影響で咳が長引いて酷い目にあったことがあります。
原因は鼻。
風邪は1ヶ月ほど前に完治していて、人にうつるような状態ではありません。
時折、後鼻漏の影響で咳がゲホゲホゲホッと出てしまうときは、
ティッシュなどで口を覆っていましたが、
マスクをすると表情などを伝えにくいこともあり、
特にマスクをせずにレッスンをしていました。
とある男性ヴォーカリストのレッスンを終えた時のことです。
彼は無言でお手洗いに立ったかと思うと、
備え付けのうがい薬で、ものすごい音を立ててノドをゆすいでいます。
あぁああ。気になっちゃったんだな。。。
少々潔癖症な彼には、時々咳き込む私がマスクもしないでレッスンをしていることが我慢できなかったのでしょう。
深く反省したと共に、
彼の勇気ある行動に感動しました。
いや。なかなかできません。
目の前に具合の悪い人がいるのに、
あなたの風邪はもらいたくないの、という態度。
しかし、この非情の掟を守ること、実はとっても大事です。
昨年、ジェフ夫さんが突然のインフルエンザで寝込みました。
しかも、Dazy’sライブ前日というタイミング!
トラの方をお願いして、資料をつくって送ったり、
緊急告知を出したり、それはもう大騒ぎでした。
ここで一番の問題だったのは、
果たしてMISUMIはうつっていないのか?ということ。
毎日寝食を共にしている家族です。
うつる確率、めちゃ高い。
しかし、しかし、しかし、
ここで私がうつるわけにはいきません。
Dazy’sのライブなのに、リードギターリストだけじゃなく、
ヴォーカリストまでトラになっちゃったら、
何のライブかさっぱりわかりません。
メンバー全員もお客さんも、実はうっすら不安を感じているはず。
「MISUMIと一緒にいたらインフルもらっちゃわないか?」
「果たしてライブ見に行って大丈夫か??」
だからね。
向こう1週間は絶対にインフルを発症するわけにはいかないと、
強く心に誓いました。
それこそが、メンバーやお客さんに対するマナーというもの。
そこで、とにもかくにも徹底したこと。
1.インフル対応マスクを一日中使用する。
ジェフ夫さんにも徹底してつけてもらう。
2. 1〜2メートル以上近づかない。
3.食事は絶対に一緒に取らない。
同じ時間に食事をするときは2メートル以上離れてもらう。
4. 医療機関でも使っているという手指消毒剤で、何かに触れるたび、手指を消毒し続ける。
5. 別々の部屋で寝る。
6. 同じタオルは使わない。
・・・。。
可哀想なのはジェフ夫さんです。
38度の高熱でうんうんうなっているのに、
近寄らないでオーラ全開で接する鬼ヨメ・・・。
しかし、その非情の掟が功を奏して、
一切、うつることなく無事に時を過ごすことができました。
インフルエンザが猛威を振るっています。
先週から今週にかけて、
門下の学生3名がインフルのため欠席しています。
みなさん、くれぐれもお気をつけて。
必要な時には「非情の掟」を発動して、
しっかりプロテクトしていきましょう!
療養中の方はくれぐれも無理せず、お大事に〜〜!
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