大槻水澄(MISUMI)ブログ 『声出していこうっ!』

ボイストレーナー大槻水澄(MISUMI)が、歌、声、音楽、そして「生きること」をROCKに語ります。

*

「こんちくしょうっ!」はチャンスの証

   

結果が出せない、大きな失敗をした、
彼氏(彼女)にふられた、人に認められない、陰口をきかれた、・・・

傷ついたり、自信を失ったりする原因はさまざまですが、
そんなとき、人がはじめにすることは、だいたい同じです。

・泣く
・凹む
・ひきこもる
・親を恨む
・共感してくれそうな人にこぼし倒す
・暴飲暴食をする
・暴れる
・妬む
・やさぐれる・・・

「ネガティブな感情は事態を悪化させる」
なんて、書いてある本もたくさんあるけど、
私はそんなとき、感情を思い切ってどかんと爆発させた方が、
気持ちの整理がつきやすいと思っています。

爆発しそびれた感情はず〜〜っとカラダの中でくすぶり続ける。
やがて腐敗して、本格的に自分自身をむしばむ。

無理して感情を押し殺すと、ろくなことはありません。

人の迷惑になったり、人や自分を傷つけたりする以外のことなら、
何をやったって、問題はないはず。

好きなだけ引きこもって、目が取れるくらいまで泣き明かして、
暴飲暴食して、太りまくって、
手当たり次第、人を恨みまくって、妬みまくって、
こんちくしょ〜〜とか叫びまくって・・・

そんな風に、一度、目いっぱい振り切ってみると、
やがて、冷静に、自分自身が見えてきます。

大事なのはその先。

なぜ、うまくいかないか。なぜ、自信を持てないか。
なぜ、認められないかという理由を、
細かく拾い出して、だ~〜っとテーブルの上に並べてみる。

もちろん、どうしようもないこともあるのだけれど、
よほど妄想の世界で生きている人でない限り、
100くらい理由を並べると95くらいまでは、
自分の力で変えられること、
または少なくとも、変えようと努力のできることのはずです。

激しい感情を爆発させた後なら、
同じくらいのエネルギーで、その95に立ち向かう勇気を持てる。

うまくいかなくって、自信を失うことは、
本当に、本当にたくさんあって、

辛いことや悔しいことは、
年やキャリアとともに、消えてなくなるはず、
生きることは、どんどん楽になるはず、と信じていたのに、
そんなことは、もちろん幻想で。

でもね。

自信を失うようなできごとに出会うこと、
それを、辛い、悔しいと思うことは、
まだまだ成長できる証拠だと思うのです。

狂おしいほどの焦燥感や、苦悩は、
神様がくれるチャンス。

まだまだ試されているって証なのだと。

信じている限り、未来は明るい。

共にがんばりましょうぜ。
Boys and girls!

 - 未分類

  関連記事

no image
“I know what I’m doing”

「今の、どうでした?できてませんでした?」 そんな質問を繰り返す子に限って、レッ …

プロフェッショナルの徹底ピアノ調整!

10月末から1週間ほど休業&家を留守にするということで、 思い切って、ピアノの一 …

飲み会で声が枯れちゃう3つの理由

「講演会などでは、いくら話しても声が枯れないのに、 その後の懇親会などで話してい …

no image
「好き嫌い」と「興味」は別物です。

大学のようなところで教えていると、 生徒たちに学んでほしい歌、教材にふさわしい曲 …

あなたの呼吸、大丈夫ですか?

最近、息切れがする。 話をしてても、途中で、息苦しくなる。 年かなぁ・・・ そん …

「仕事を舐めれば、仕事に舐められる。」

少し前のこと。 生徒のひとりが、 「先輩にデモの仮歌を頼まれて、 昨日レコーディ …

no image
「仕事に困らないミュージシャン」の3つの特性

仕事がなくなると、景気だの、時代だのと世の中のせいにしたがるのは、 ミュージシャ …

音楽という「箱」から取り出すもの

ずいぶん昔のことになります。 その奔放かつ、悪魔的とも表されたプレイスタイルに魅 …

no image
本気でぶつかりあう。

一所懸命やっている子には、一所懸命教えたくなる。 めいっぱいがんばっている子は、 …

no image
声の印象を変える?

声は人の印象を決める上で、とても大切な役割をしています。 ある研究によれば、人は …