何をしていても、やっぱり私はアーティストでありたい。

好んで自分の人生を複雑にしてきたくせに、
単なるミュージシャンでいた頃はすべてがシンプルで、
アーティスティックであったなぁと、ふと思うことがある。

公園を歩きながら、浮かんだ歌詞やメロディーを書き留める。

練習が楽しくて、時間を経つのも忘れて没頭する。

優れたミュージシャンの演奏を聴いては、
パワーだの、愛だの、人生だのに想いを馳せる。

もっと成功したい、認められたいと、日々もがきながら、
そうやって生きていられる自由を、やっぱり愛していたのだと思う。

ボイストレーナーという仕事をはじめ、
起業、一般書の出版、セミナー、講演会・・・
それらすべてが、そのとき、そのときの自分にとって少しのぶれもなく、
ロックな挑戦であったわけだけど、
「想い」ではなく「思考」に時間が埋め尽くされることは、
ときに自らのクリエイティブな、
アーティスティックな可能性の扉を閉ざしてしまう怖れもあると思う。

どこにいても、何をしていても、
私はやっぱりボーカリストであるから。
そして、アーティストでありたいから。。

ブログをA面B面にリニューアルしたおかげで、
しばらく封印していた自分のA-sideと日々向き合うことが出来るようになった気がしてます。

ありがたい。

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