大槻水澄(MISUMI) Blog 『声出していこうっ!』

ボイストレーナー大槻水澄(MISUMI)が、歌、声、音楽、そして「生きること」をROCKに語ります。

*

45分間の真剣勝負

   

昨年から、”ヴォーカル・スポットクリニック”というのをスタートしました。

通常のプライベートレッスンは、自宅スタジオでやっていることもあり、
事務所などに所属している方、ご紹介者のある方、もしくは、お顔のわかるSNSをやっている方という条件付きでお受けしています。

そんなわけで、お問合せをいただいてもお断りすることが多く、いつも心苦しく思っていました。

そんなことが何度も続くうちに、
外部スタジオでレッスンする日をつくってはどうか?と考えはじめたんです。

営業スタジオって、1時間枠なんですよね。
スタジオに入って、準備して、レッスンして。
気の早いスタジオだと10分前に「そろそろ出てください」的なリマインドがくる。

そうしたタイムロスを差し引くと、ガッツリレッスンできるのは45分。

そんな短時間で、「目からウロコ」の満足度が売りのプライベートレッスンを再現できるのか?と考えたのが、事前質問表を前もって提出してもらうスタイルでした。

知りたい情報を前もって受け取れる。
受講生も、言いたいこと、聞きたいことをまとめられる。
事前情報があることで、すぐにレッスンに入れます。

短時間のクリニックは、受講生に悩み解決の糸口を確実に渡して、晴れやかな顔で帰っていただくというのが、毎回自分に課しているゴール。
まさに、真剣勝負です。

1. まず、準備してきた曲を歌っていただく。

2. 歌を聞き、フォームを見ながら、
今、受講生に起きていること、ポテンシャルを引き出すために必要なことを把握する。

3. 事前質問表を参考に、お悩みの原因と、それを解決するために必要なポイント、
本人の気付いていない癖や、改善点などを一気にお話しする。

4.  実際にカラダを動かしたり、歌ったりしながら、ゴールに向けて取り組むべきトレーニングを伝える。

こんな流れで、45分間は、あっという間に過ぎます。
かなりハイテンションな時間なんですが、これがみなさん、楽しいらしい。

ご感想でも、繰り返し言っていただくのが、「楽しかった」ということばです。

え?みんな、どM?

その他にも、こんなご感想をいただいてます。

「言葉が的確で、ものすごく分かりやすいです!」
「最低でも1年に1度はクリニックを受けたいです!」
「繰り返し練習することのモチベーションをいただいた」

スッキリとした顔で帰路につく受講生を見送る瞬間が至福。
心から、はじめてよかった企画です。

 

東京 3月 8日(日)
京都 4月19日(日)

悩みを抱えて、悶々としている。
今のやり方が合っているのか、不安になる。
伸び悩んでいる。

そんな方こそ、来てください。

現在、若干名受付中です。
詳細お申込はこちら>>

 - ある日のレッスンから, ヴォイストレーナーという仕事

  関連記事

ライブやるのに、シロウトもクロウトも関係ないっ!

Y社長が弊社にやってきたのは、昨年の秋のこと。 共通の知り合いからのご紹介という …

『キミは歌わないで口パクしていなさい』

世の中には、人を指導する立場でありながら、 あるまじき事を言ってしまう人というの …

「プロの理想」を押しつけちゃいかんのだ。

その昔、一緒に曲をつくるためよく入り浸っていた友人のギターリスト・K氏の家には、 …

自分がヘタに聞こえるのは、上達してきた証拠

週1回90分レッスンに通いながら、日々コツコツと自主トレもできる人なら、 およそ …

no image
ビジネスコース”マジトレBIZ6Days”の嬉しい副作用

先日もボイトレでキレイになった方のお話を書いたばかりです。 あんまり、「ボイトレ …

「落としどころ」か?「限界突破」か?

完璧主義というほどではないですが、私はなにかと採点が辛いようで、 生徒やクライア …

「歌いたいっ!」が胸を叩くから。

トレーナーをはじめて、 ずっと大切にしてきたことは、 「昔の自分」のまま感じて、 …

それで、いい声、出せますか?

先日、とある生徒さんのレッスンをしていた時のこと。 ずいぶん小柄な彼女なのに、 …

「それは教えている自分が無能だからではないのか?」

人にものを教えていると、自分の発することばのすべてが、そのまま自分自身への問いと …

デビューにこぎ着けた若者に共通の特徴

最近、かつての教え子たちの活躍がめざましく、 SNSなど開くたびに彼らのニュース …