日本のジェフ・ベック?

ジェフ夫さんに初めて会ったのは、
今は亡き柳ジョージさんのレコーディングのお仕事でした。

「作曲はNobodyで、アレンジが大槻さんというギターリストの方で・・・」

マネージャーさんから、そんな風にお電話をいただいて、
出かけたとあるスタジオ。(どこだっけ?)

「よろしく。」といいながら、
握手のために手を差し出してきた、
長身&色黒&長髪の男性がジェフ夫さんでした。

当時、人気のあったバンド、”Nobody”の人だと勝手に勘違いして、
(あぁ、やっぱりメジャーデビューしている人は、ルックスがいいんだなぁ。)というのが第一印象。

それから数週間後に、
今度はおんなじ曲のフルバージョンを録るというので
桜木町ランドマークスタジオへ。

前のプログラムが押していて、
ランドマークの誇る、
立派で超広いラウンジで待つように言われ、
部屋に入ると、そこには、例の長髪&長身&色黒の、
ジェフ夫さんの姿がありました。

知らん顔して遠くの席に座るという選択肢も、
もちろんありましたが、
(なにせ、みなとみらい一望の、ホテルのラウンジのような部屋)
それも感じ悪いかなと、挨拶をして、
 斜め向かいぐらいの席に座りまして。

一通り挨拶を交わして・・・さて?

いつ終わるともわからない、前のプログラムの待ち時間。
なにか会話を・・・と思ったときに、
「大槻さんというギターリストの方で・・・」
というマネージャーさんのことばが頭をよぎりました。

それで、咄嗟に、自分が愛してやまない、
最愛のギターリストの話題を持ち出したわけです。

「私、ジェフ・ベックが、
全ての音楽家の中で、とにかく最高に好きで・・・」

その瞬間、ジェフ夫さんの目がきら〜ん✨

もちろん、その時は、彼が「日本のジェフベック」なんて呼ばれちゃってることも、知るよしもありません。

しか〜し、その咄嗟の一言がご縁で、
BEPPに加入することになり、現在に至るわけでございます。

人生って、ホントにわからん。

あれから21年。。。しぇ〜〜。光陰矢のごとし。。

相変わらずジェフ夫さんは長髪&長身ですが、
色黒とはちゃうな。。

まぁね−、21年分はおとなになりましたね〜(^^)

BEPP20周年ライブは3月28日(木)目黒Blues Alley Japan。

3月28日(木)BEPP20周年Live@目黒ブルースアレイ
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【大槻啓之/プロフィール】
1979年、とし太郎&リバーサイドのギタリストとしてデビュー。その後、後藤次利バンドへの参加を機にアレンジに興味を持ち、アレンジャーやツアーサポートなどの活動をするようになる。その後間もなく作曲活動も始め、浜田麻里に「Paradise」を提供したのを契機に、現在まで長年に渡り浜田麻里のブレーンとして活動。「Heart And Soul」、「Return To Myself」など一連のヒットシングルを手掛けたことで知られる。
2011年10月、自身初となるソロアルバム『play it loud…!』、2018年7月自らがプロデュースするバンドDazy’sのファーストアルバム『Dazy’s』を発表した。

作品参加アーティスト/浜田麻里、宇都宮隆、B’z、柳ジョージ、桑名正博、郷ひろみ、頭脳警察、観月ありさ、松本英子、影山ヒロノブetc…
大槻啓之プロフィール

 

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