ストイックでワーカホリックな女でしょうか?

最近、人に、
「忙しそうですけど、無理してませんか?」
「そんなにたくさんの仕事抱えてて、疲れませんか?」
「ストイックにがんばるのもいいけど、カラダ、大丈夫ですか?」
などと言われることが度々ある。

はて?

私って、端から見ると、そんなにストイックで、ワーカホリックで、
過労死候補ナンバーワンなのかしらん?

ひょっとして、私、無意識に自分に多大な負荷をかけていて、
実際はストレスと疲労で、カラダも脳も悲鳴を上げそうな状態なのかしらん?

強迫観念のようなものに駆り立てられるように、次から次へと仕事をつくって、
疲れているということを感じる中枢がぶち壊れているのかしらん?

周りのみんなは、
私が平然と過密(とみんなが思っている)スケジュールをこなし、
なおかつ、デトックスしたり、ブログを書いたり、
スポーツイベントに参加したり、旅行に出かけたり、
はては、新たな企画をゼロから立ち上げたりする様子をみて、
「絶対どこか壊れている・・・」と思うのかもしれない。

う〜ん。壊れているにしては、
妙に毎日がおもしろくて、ハッピーで、エネルギーに満ちあふれているんですわ。

みんなが想像するより、うんと余裕があるし、すき間時間もいっぱいある。
家族でお散歩したり、おしゃべりしたり、
映画を見たり、旅行の計画を立てたり。
こう見えて、るんるん楽しく毎日を過ごしている。

・・・はず・・・ですわ。

そこで、私を心配してくれる人たちにご安心いただくためにも、
あんまり心配されるんで、「ひょっとして、私ってほんまにおかしい?」と
時に思ってしまう自分を、ちゃんと納得させるためにも、
この認知の差の原因を考えてみた。

第一に、仕事に対する考え方がある。

私は、「止まったら死ぬ」ような、ワーカホリックなサメタイプじゃない。

どんな仕事を依頼されても、文句ひとつ言わず、歯を食いしばってがんばる、
昭和の企業戦士タイプともほど遠い。

むしろ、人生を徹底的にエンジョイする快楽主義者と、自分では思っている。
「えぇ〜〜っ!?」・・・ですか?

私はやりたいことしかやらない主義だ。

やりたくないことはやらない。
仕事したくない人との仕事は(100%は無理にしても)極力しない。

一方で、やりたいことは片っ端からやる。
叶えたいことは、叶うまで、何が何でも道を切り開く。

その中に、遊びも、レジャーも、学習も、休養も、
もちろんたっぷりあるのだけど、
おそらく、仕事をしているのか、遊んでいるのか、境目がないことが多いので、
ず〜〜っと働いているという印象を与えてしまうのかもしれない。

好きなことをやっているのに、疲れる人はいない。
ある人は会社に行く前に早朝に起きてジョギングしたり、サーフィンしたりする。
ある人は会社でさんざん仕事してから、友人と飲みに出かけたり、
カラオケで盛り上がったりする。

私はワクワク仕事をする。

そういうことだ。

 

第二に、快感のツボがある。

私は、時に、困るほど集中力が高い。
ひとつのことをはじめると、取り憑かれたように、そのことに没頭する。

没頭しているときの私の脳内には、マラソンランナーと同じような、
脳内麻薬的な物質が出ているのかもしれない。

その脳内麻薬のおかげか、
それとも、達成したときのカタルシスを人一倍強烈に感じ、
それに中毒しているのか、
自分が設定したゴールまで、とにかく一気に駆け抜けてしまう。

これが、たくさんの仕事量をこなしている理由なのだと思う。

三つ目は、時間の使い方、感じ方の違いだ。

中学、高校時代から、時間をいかに効率よく使うかにこだわってきた。

たとえば、ピアノを習うのが人一倍遅かった私は、
そのギャップを埋めるために毎日3時間ピアノの前に座るための時間を捻出した。

学校から帰ってから、音出しリミットの22時までに3時間。
宿題もあったし、部活もやっていた。
平日に3時間取れなかったら、休日にその分をまとめてとる。
そんな風に自分に課していた。
ギターを練習していたときも、歌の練習にシフトしたときも同じ。

ボーカリストになってからも、空き時間は、自分の曲や歌詞書き、
またはバンドやライブの企画などに使う時間を、時間割をつくって管理していた。
(ちなみに、時間割の中には、
ちゃんと休養もレジャーも盛り込まれているのだけど)

やっていることは、ず〜〜っと、全然変わっていないのだ。

単に、全部が仕事になってきちゃったことと、
SNSで自己発信しているから、
忙しさがみんなの目に付いちゃっているだけのこと。
もしくは、年と共に、ペースダウン傾向の人が多いから、
ちょっと目立っちゃうだけなのだ。

・・・と、こうして休日に延延とこんなBlogを書いているのも、
いかに私が書くことや考えることが好きなオタクかという証拠ですわね。

 

もちろん、だれよりも健康に気を使って、
健康維持のための努力を怠っていないことは、大きい。

「忙しそうで、健康が心配」なのではなく、
「健康だから、忙しくできる」んだと思う。

「デトックスとかして、ストイックですごいわね〜」と言われるけど、
カラダの不調や見た目の衰えで感じるストレスに比べたら、
ちょっとした我慢や工夫をすることの方が、私は100倍楽だと感じる。
価値観の違いだ。

そして、なにより、家族の理解と協力があること。

どんな悩みも、迷いも、ちゃんと聞いてくれる、
協力しあえるパートナーの存在は、ほんとうに大きい。

忙しくても毎日楽しいのは、確実に家族のおかげです。
大事にしなくちゃいけません。

 

そんなわけで、みなさま、私が忙しそうじゃなくなったら、
体調が悪いか、
家族とうまくいっていないか、
それとも、心身ともに、深刻に老化しちゃったか、

どれかだと思って心配してやってください。

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