「アメリカ屈指の大富豪の私生活」と聞けば、興味津々・・・。
だけど、「生活」というのは、誰の生活も似たようなニオイがあって。
カナダ時代に居候していたエージェント一家の混沌とした生活や、
イギリス人アーティストの友人の家で垣間見た、なんとも言えない影の部分がフラッシュバックして、
その頃の匂いを追体験するような気持ちで見た。
彼ら夫婦を、特に妻のジャッキーのことを、ジャッジするのは簡単だけど、
自分自身が放り込まれてみないとわからない世界があるものだ。
お金は、「もっともっと」と飽くなき欲望を駆り立てる。
そして、どんなに派手な生活をしている人にも、「日常」はある。
ドキュメンタリーだけに、本当におもしろかった。。