SF小説が大好きでした。。。火星に想いを馳せる夜

wowwowで『ジョン・カーター』という映画をやっていて、どこかで聞いた名前だけど、誰だっけ?と思っていたら、
中学時代に夢中になって読んだ『火星シリーズ』の主人公の名前だった。

最初に読んだのは、この創元推理文庫。

作者のエドガー・ライス・バロウズはこの『火星シリーズ』の他に
『ターザンシリーズ』でも知られるアメリカの作家。
ターザンの原作もめちゃくちゃおもしろくて、もちろん全部読んだ。

本好きだった父が、夢中で読んだSFの本たち。
たいがいは姉が先に読んでいて、
後を追うように、私もまた夢中になったものです。。。

余談ですがバローズの次に夢中になったのは、アンドレ・ノートンだったなぁ・・・
そうそう、『魔法の世界エストカープ』!

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さて、火星はかつて、本当にロマンと神秘の星で・・・
火星人もさまざま。

「オーソン・ウェルズがラジオドラマにした、HGウェルズの『宇宙戦争』が
あまりにリアルで、
市民が襲ってくる火星人から逃れようと大パニックになった」と父が話してくれたっけ。

ちなみにHGウェルズは「SFの父」と言われる人で、その作品はどれを取っても
すばらしい発想に溢れている。
大好きな作家の1人です。

とはいえ、私が一番好きなのは、やっぱりレイ・ブラッドベリの火星人。
日本では『火星年代記』と呼ばれるこの作品。

レイ・ブラッドベリはなんと言っても文章が美しくて、
いつも完璧に、描かれている人物や情景と同化してしまう。
登場人物が異星の、空想上の人たちだなんて、すっかり忘れてしまう。

英語がわかるようになって一番嬉しかったのは、
大好きな小説が原語で読めるようになったこと。
もちろん、ネイティブのように語感のすべてがわかるわけではないのだけど、
リアルな言語のサウンドを肌で感じられるだけで幸せなのです。
私はどうも大作のSF映画やアニメ映画などが楽しめないようなところがあるのだけど、
おそらく、子どもの頃自分のイマジネーションの中で描いた情景が
あまりにも壮大で、完璧で、
どんな映像もリアルに感じられないからなんだと思う。

本ってすごい。

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