引き裂かれた「鉄のノド」〜声帯炎になってみた〜

声帯炎なるものに、なってみた。

ぶっちゃけ、困るんですよね。
「鉄のノド」とかって看板なんだから、声が出なくなったりしたら。

しかも、ライブの翌日とかにいきなり声が出なくなったら、
「あのMISUMIさんが、
ライブでちょいとばかしシャウトしたくらいで、声枯れかい?
『お仕事』ばっかしてやがるから、焼きが回ったもんだよなぁ」と、
口の悪い江戸っ子に揄されても文句は言えない。(だれ?)

いい気になってる気はないんですけどね。

そんな、起きてはいけないことが起きたのは、他でもない、風邪菌のせいです。
絶対そうです。

先々週の風邪が治りきっていないところに、
リハで寒かったり、連日の仕事で疲れていたりと悪条件が重なって。
さらにさらに、
私史上でも最高レベルといえるシャウトを繰り広げたおかげで。
その日は寝るまでご機嫌で、なんでもなかったのに、
翌朝起きたら、いきなりダースベーダーになっていました。

ちなみに、Guitar☆Manの音響エンジニアの岡田 辰夫さんによれば、
私の声の音量はドラムに匹敵するとか・・・。
ジェフ夫のアンプより音量がでかいとか・・・。
・・・・すでに「人でなし」の領域  σ(^◇^;)

とにもかくにも、日頃は、よほど連チャンのツアーでもない限り、
どんな声を出したって、翌朝はキレイな声でけろりとしたものなので、
我ながらビックリ、ガックリでございました。

耳鼻咽喉科の先生によれば、
今はノドに来る風邪が流行っているとか。
声帯まで来る人も結構いるようです。要注意!

せっかくなので、ビデオカメラで愛しの声帯さまとご対面。
「声帯はキレイです」とお墨付きをいただき、
しかし、炎症を起こしているということで、吸入をしてもらって、
さらに、ステロイド系のお薬や、
喘息などの時に使うという携帯用の吸入を出してもらって、
2日ほど無声音だけで会話していたら、や〜〜っと回復!

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いやぁ〜〜、
ライブやレコーディング、セミナーなどなど入ってなくて、
ホントにラッキーでした。

で、こうなって、声の小さい人の気持ちや、
人に聞き返されるのが不安という人の気持ちがわかったりね。

今日あたりは、静かに声を張らずに一日レッスンしたのだけど、
意外に、誰も、「声どうしました?」って聞いてくれなくて、
結局、日常の声量というのはこんなもんで充分なんだ・・・と気づいたりね。

いろいろと学んだ数日間でした。

完全復活まで、いましばらく。

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