一瞬にして見る人、聞く人の心をつかむ。
メッセージをハッキリと伝える。
そういう点で、デザインと声は似ている。
「ロゴ」という題材は本来B面の題材なんだけど、
そんなわけで、今日はA面で、この本を紹介します。
ページを開いた瞬間に著者のメッセージが伝わってくる本なんて、
たくさんのデザインの本を見てきたけど、そう簡単にはお目にかかれない。
ウジトモコさんは、そんな、すごいことのできるデザイナーだ。
この人がすごいのは、
送り手のメッセージを可視化し、一瞬にして受け手に伝えることのできる、
優れたデザイナーでありながら、
そのプロセスのすべてを徹底的に、
シロウトでもわかりやすく、言語化してしまうところだ。
美しい色使いでページをパラパラとめくるだけでも、
デザインの世界に引き込まれていく。
そして、ロゴというもの、イメージ戦略というものの大切さ、
取り組み方をしっかりと、読み手に刻んでくれる。
何度でも、ページをめくりたくなる本である。
自分というもののイメージに悩んでいる人の必読書です。
マジで。