「振り返ればいつも若造」
私が、もう年かなぁ、などとへこたれそうな時に、いつも口にすることばだ。
ある程度の年齢を超えてから、「もういい年だからなぁ」と時折、落ち込むようになった。
その頻度は、もちろん、年々あがってゆく。
でもね。でもね。
すでにそんな風に思っていたはずの昔の写真を見ると、なんだか自分が妙にぴちぴちしている。
そして、「あ、あのころはまだ若かったんだね〜」と、決まって思う。
これって不毛だと、あるとき気がついた。
つまり、過去の自分を振り返れば、いつだって今より若造なわけで。
「あぁ、若い」なんて思うわけで。
じゃあ、その未来の感動を、なんで今、もっと味わわないのかなぁと。
「ぴちぴち。」「まだまだ、てんで若〜い」
10年後の自分のセリフを前借りすれば、
人生はその時点、その時点、もっともっと楽しくなるじゃん？
