ダイエットは私の人生の一部。
これまで、本当に笑えるくらい、ありとあらゆるダイエットを試してきました。
普通に、「食べない」ダイエット。
油抜きダイエット。
カロリー計算ダイエット。
スープダイエット。
和食ダイエット。
ダイエットドリンクによるダイエット。
一日一快食。
トータルワークアウト・ダイエット。
30日間デトックス。
ナチュラルハイジーン。
断食。。。などなどなど。。。
最早、趣味の領域ですな。
リアルな私をご存じの方は、おわかりと思いますが、
私、けしてモデルさんのようにスマートではありませんし、
反対にそれほど残念に脂肪たっぷりというほどでもありません。
いわば、中肉中背。
この「中肉中背」がね。泣き所なわけなんです。
私の若かりし頃は、今どきのように、
猫も杓子もダイエット、ダイエットというような時代ではありません。
自然が一番、とでもいうように、
みんな自由に食べたいものを食べ、青春を謳歌しておりました。
大学を卒業して、いわゆる業界の人たちに出会うまで、
自分の見かけなど、気にしたことなんてなかったし、
痩せなくちゃいけないかも?なんて、思ったこともありませんでした。
そのくらい、中肉中背。ごく普通の体型であります。
ところが、基準というのは属する社会によって全然違う。
一般の中肉中背は、業界では「ぽっちゃり型」なんです。
コーラスをやれば、相方が超スレンダー。
バンド仲間が口々にいい女という女は、これまたスレンダー。
デビューが決まっていく友達も、みんなスレンダー。
いい女、スレンダーな女と、ごく普通の見かけの女の扱いは、
あからさまに違うのが業界というところです。
悔しい思いや、悲しい思いをたくさんして、
美人にはなれなくても、スレンダーになることはできるはず!と一念発起。
それから、私のダイエット人生ははじまったわけです。
さて、これだけダイエットやエクササイズを次々試したんだから、
さぞかし芸能人ばりにスレンダーになったでしょう?
というと、そんなことはない。
ぶっちゃけ、相変わらずの、悲しき中肉中背です。
自分にはデフォルトの体重、「中心体重」というのがあって、
結局、形状記憶のように、
最後はそこに戻ろうとするのじゃないかと思うくらいです。
ちょっと太ってはダイエット。
ちょっと痩せては、また戻る。
またちょっと太ってダイエット。。。この繰り返し。
食べるのが好き、という習性を変えられない以上、
結局、一度たりとも、業界的スレンダー美人になることなく、
死んでいくのでしょう。。
よよよ。。
しか〜し、人間、年を取ると、いいこともありますな。
私の体重は、そんな涙ぐましい日々の成果か、
学生時代から全然変わらないわけなんですが、回りの基準が変わってくるのです。
気づかないうちに、同世代のの基準体重は5キロくらい増量していて、
学生時代から変わらぬ体重を維持している私は、いつの間にか「痩せ型」に。
これが罠でもあります。
MISUMI、痩せてるね〜。なんて言われていい気になって、
気を許してしまうと、世の中の基準に自分があってきちゃう。
気づけば、中心体重はちょっとずつ上方修正へ。。。
いかん、いかん。
業界の基準は年齢関係なく、変わることはないわけで、
自分に厳しく、美しさを保っている、
現役・スレンダーな女たちから目を背けてはいけないのです!
そして、写真やビデオに映った自分を見るたびにげんなりする自分自身からも!
そんな思いで、実は昨日まで、
またしてもダイエットにチャレンジしていたのでありました。
長くなったので、後編に続く〜〜。