数年前に母とパリを訪れたとき、あの世界的に有名な、歴史あるキャバレー、
ムーランルージュで、素晴らしいショーを見た。
ダンサーたちの信じられないくらいの美しさに加えて、
ショーの演出がすごい。
本当にきらびやかで、世界中の人たちを魅了してきた理由が痛いほどわかった。
昨夜見たのは、そんなムーランルージュと並び称せられるキャバレー、
クレイジーホースのドキュメンタリー映画。
『クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち』。
いやぁ〜〜、度肝を抜かれるような、素晴らしい演出と踊り。
もう、口が開きっぱなしでした。
ムーランルージュはオーソドックスなスタイルだったのに対し、
こちらは、見たこともない斬新な照明と振り付け。
平たく言えば、ストリップショーなんだけど、
ただ服を脱いで、カラダをキレイに魅せて、などという領域を完璧に超越した、
まさにアートだ。
あぁ、もう一回パリに行ったら次は絶対にクレイジーホースに行く!
(ちなみに、サイトも素晴らしい)
演出家の思いが、同じクリエイターとして手に取るようによくわかる。
本番前の、リハーサルやゲネプロ、衣装合わせの様子に
ホールツアーでサポートをやっていた頃の感覚が蘇る。
なんとも楽しんでしまいました。
ちなみに、クレイジーホースのダンサーたちが、
あまりのギャラの安さに昨年ストライキを起こしたという記事をみつけた。
この世のものとは思えない絶品のスタイルと素晴らしい表現力。
それなのに、一晩のギャラが1人分の入場料にも届いていないとか。
光と影を見る思いです。
アートに興味のある方は是非。
もちろん、美しい女体に興味のある方にもおすすめ(^^)
『クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち』。