愛しのDave Brubeck

音楽の原体験はジャズ。
それも、デイブ・ブルーベックでした、と言うと、
へぇ〜と関心されるのだけど、
子どもの頃は、お父さんというものは、
どの家でもみんなジャズを聴いているもんだと勝手に思っていた。
そのくらい、ジャズは日常にある音楽だった。

記憶をたどると、もっとも古い音楽の記憶として、
デイブ・ブルーベックの”Time further out”
というアルバムの中の1曲に行き当たる。

父が聴いていて、
なんだか気持ちのいい音楽だなぁと思ったのを今でも鮮明に覚えている。
幼稚園生の頃だったと思う。

鮮烈なグルーブとメロディーは
Joan Miroの描いたクールなジャケットとともに、私の脳に焼き付いた。

ミロが好きなのも、そういう理由からか。。。と今気づいたりする。

いわゆるレコード時代のジャケットは、
アートワークと呼ぶにふさわしい趣向が凝らされていたもの。
ジャズの時代だけじゃなく、ロックの時代も、
秀逸なジャケットがたくさんあった。

CDのサイズになって、すっかりジャケットというものの重みが変わった気がする。
mp3の時代が来て、最早、ジャケットの存在すら忘れられている感がある。
やがて、「ジャケットってなぁに?着るやつ?」ってな時代になるわね。きっと。

ちなみにこの“Time further out”は、
名盤中の名盤と言われる、“Time out”の続編的位置づけ。

こちらのジャケットデザインは日系のグラフィックデザイナー、
S. Neil Fujitaの作品。
久々に見るとエキゾチックな色使いがクールだなぁ。

おぉ、な〜んとamazonのこちらでも、
Dave Brubeckの音楽を試聴&mp3が購入できるようです。

あぁ、カッコいい。
いつ聴いてもドキドキする音楽があるって、幸せです。

 

 

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