旅はいつも私に新しいパッションをくれます。
同じ場所を何度か訪れると、感動が薄れそうな気がするものだけど、
実はその反対で、訪れるたびにその深みに触れ、
ますますワクワクドキドキも深まります。
バルセロナを訪れるのは14年ぶりで2度目。
イスラム文化の匂いの残る、なんともエキゾチックな雰囲気。
ラテン系の温かで、フレンドリーな人たち。
味覚など、どことなく日本に近い感覚もあって、居心地がいい。
バルセロナではそこそこ英語が通じるので助かるけど、
しゃべれない人とでも、
こちらは英語、あちらはスペイン語で、なんとなく通じてしまうのも楽くて。
今回は母と一緒の旅ということで、いつものように美術館をめぐり倒すアート三昧、
というわけにもいかず、
たまにはいいじゃないのと、『ザ・観光旅行』を満喫することに。
ガウディ建築が一番のお目当てなのですが、それは後述することにして。
ゴシック地区やアシャンブラを散策&お買い物したり・・・
世界遺産・カタルーニャ音楽堂で、チューチョ・ヴァルデスとアフロキューバンジャズメッセンジャーズのライブを堪能したり。
カタルーニャ音楽堂は、もうため息が出るほど美しくって。
さらに、演奏も、予想を越えた楽しさで。
本当にチケットが取れてラッキーでした。
バスツアーに参加して、ローマ時代の水道橋や、
同じくローマ時代の遺跡の残るタラゴナという街を訪れたり。
ちなみにツアーといっても、
ギリシャ人で5カ国語をしゃべるガイドのニコと、
ロンドンでIT関係の仕事をしていると言う、スリランカ人ガルーカと4人だけ。
いろんな文化の話をしながらの国際的かつアットホームなドライブになりました。
最後に訪れたシッチェスという地中海のリゾート地もとても風情があって、
美味しいパエリヤとワインをのんびりいただいちゃいました。
自由時間たっぷりで、
特になんの制限もないのが、日本人向けのツアーと大きく違う点です。
モンジュイックの丘は私のお気に入りの場所のひとつ。
テレフェリックというロープウェイに乗って、
山頂から地中海や豆粒のようなサグラダファミリアを見るのも気分よし。
バルセロナに居ながらにしてスペイン全土の建築様式が見られるというスペイン村も、
ゆったり散歩するのにステキな場所です。
「どこに行ってもスタバはスタバ」と侮るなかれ、
歴史ある建物の中のスタバでは、カウンターで注文を取る女性にウィンクされるわ、
ドリンクに名前を書いて、もちろん、呼び捨てでカウンターに呼ばれるわで・・
(オースキになってる)
スタバにもお国柄が出るものですなぁ。。。
今回は母にどうしてもサグラダファミリアの夜景と、
世界的に有名なモンジュイックの噴水を見せたくて、
個人ガイドをお願いすることに。
ど迫力の噴水も、湖面に映る『逆さだファミリア』(ガイドさん談)も、
どちらも圧巻。
プロのベテランガイドさんのおかげで、素晴らしい夜を過ごしました。
最後の夜は夢にまで見たタブラオでのフラメンコショー。
さすがはお家芸。
歌い手も踊り子もみな素晴らしく、
すべてアドリブという独特の旋律や、
踊り子の手拍子と足拍子で紡がれる独特のグルーブ、
そして時折、合いの手のように各自が発する”Ole!”の心地よさに酔いしれました。
スイスでのトランジットも含め、ドアツードアで20時間にもおよぶ移動は
年齢にかかわらず相当堪えますが、
それでも、また、必ず訪れようと心に誓ったのでした。
え・・・ガウディは?
はい。あまりに書きたいことが多すぎるので、ガウディはまだ後日です。