大槻水澄(MISUMI)ブログ 『声出していこうっ!』

ボイストレーナー大槻水澄(MISUMI)が、歌、声、音楽、そして「生きること」をROCKに語ります。

*

飽きず、 腐らず、 あきらめず。

      2017/04/17

自らが選んだ道の上で、

人に選ばれ、
人に望まれ、
人に期待されること。

 

人に認められ、
人に愛され、
人に必要とされること。

 
道を志すものなら、誰もが夢見る状況です。

 

選ばれることは、時に重圧になります。

望まれ、認められる中で、
結果を出さなくてはいけない時、
圧倒的な自己不信との戦いで、
崩れ落ちそうになることもあります。

 

縮こまって、バラバラになった、
自分自身の勇気のかけらを拾い集めて、
苦しくても立ち上がらなくてはいけない時もあります。

なんぼのもんじゃい。
お前、なんぼのもんじゃい。
何様じゃい。
なに、カッコつけて、偉そうにしてるんじゃい。

お前なんか、
お前なんか、
お前なんか・・・・

 

鏡の中の自分に、
そう問いただし、泣きたくなるときだって、
きっとあります。

 

 

誰に認められるよりも、
自分に認められる自分自身になることの方が、
ずっと難しい。

 

しかし、

それでも、なんでも、進むのです。
それでも、なんでも、道は続いていくのです。

 

重圧に打ち勝ち、
自分自身を手なずけ、鼓舞し、
いつだって、その時の自分のベストをただ尽くし、

 
人を愛し、
人を大切にし、
そして、可能な限り自分を愛し、

 

飽きず、
腐らず、
あきらめず、

 

長い遠い、曲がりくねった道を
鉛を背負って匍匐前進するようなときも。

ただ、進む。
ひたすら、進む。
自分自身を、前に運ぶ。

 

それが、道を歩むものの生き方です。

進み続けられることこそが、
道を歩むものの、幸せです。

 
出会う人たちに支えられて、
一歩でも、一歩でも前に進み、
そんな人たちにいつか何かを、
お返しできるようにと。

 

そして、その道を歩む喜びを知ったとき、
すべてを捧げる「覚悟」が、
ふっとお腹の奥の方に宿るのです。

 

それは、おとぎ話のエンディングの
「めでたしめでたし」とはまったく違う。

 
時にきゅっと身の引き締まるような、
ぞくぞくっと総毛立つような、
それでいて、心もカラダも、
充実感で満たされるような、

 
そんな時間の連続こそが、
きっとたどり着きたい、ゴールなのです。

 

Keep on dreaming.

コアでマニアックなネタを中心に不定期にお届けしているヴォイトレ・マガジン『声出していこうっ!me.』
購読はこちらから。

 - Life

  関連記事

ウサギとカメはどっちがすごい?

私の生涯の夢のひとつに、 「徒競走で旗の下に座りたい」というのがあります。 笑え …

「は?マスクって、なに?」

数年前にロンドンにひとり旅をしたときのこと。   そもそも旅の準備は周 …

「あなたの勲章なんかに他人は興味ないんですよ」

かつて著者の勉強をするために、 『プロフィール講座』というセミナーに通ったことが …

「いつはじめるか」じゃない、 「いつまで続けるか」が重要なのだ。

「やっぱりピアノは幼稚園くらいからはじめないと、モノにならないわよ。」 &nbs …

何を言われても、自分がぶれなきゃよくないですか?

少し前まで海外には、 「日本人はいまだにちょんまげ結って、着物着ている」 と思っ …

「腐ったリンゴ」を手に入れる

こんな人と付き合った方が得じゃないか? もっと、こんな音楽をやった方がいいんじゃ …

起きて見る夢 vs. 寝て見る夢

常日頃、道に迷う若者たちに問いかけていること。 「ぜんぶ可能だったら、なにがした …

「自慢話」してますか?

謙虚な人が好まれるのは、別に日本だけではありません。   欧米でも、 …

人生はリハーサルのない、1度限りのパフォーマンス

ひとりのミュージシャンの生涯には、 どのくらいの苦悩や葛藤、挫折があるのでしょう …

まず、やれ。文句を言うのはそれからだ。

「あの程度のコード進行の曲なら、その気になれば何曲でも書けるぜ。」 「こいつ、こ …