大槻水澄(MISUMI) Blog 『声出していこうっ!』

ボイストレーナー大槻水澄(MISUMI)が、歌、声、音楽、そして「生きること」をROCKに語ります。

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ボーカリストが20代のうちにやっておきたい10のこと

   

10代、20代のアーティストたち、学生たちを見ていると、
彼らの脳や肉体の柔軟性、伸びしろの大きさ、
そして、潜在的なポテンシャルの高さに、驚くこと、しばしばです。

 

ちょっと考え方、感じ方を変えるだけで、カラダが即座に反応する。
脳もカラダも、鍛えれば、鍛えただけの結果が出る。
さまざまな人の、さまざまな視点からの意見を、
柔軟に、しなやかに取り入れられる。

 

「若いうちは○○したほうがいい」なんて話をはじめると、
いかにも老人の領域に足を突っ込んだようで嫌ですが、

若い頃やっておいて、本当によかったと思うことや、
やっておけばよかったな、と思うこと。
年齢を重ねてからはじめたけれど、
若いうちやっておいた方がきっとよかっただろうな、と思えることなどを
まとめてみました。

 

題して、
『ボーカリストが20代のうちにやっておきたい10のこと』。

 

1.カラダを鍛える

10代の頃にスポーツをやっていた人でも、

20代になって何もしないでいると、
その貯金は20代の後半にはすっかり使い果たされてしまいます。

10代は少し運動をするだけで、どんどん体力アップが図れたのに、
20代後半になると、ちょっとの運動では、
それまでの体力を維持するのがやっと。

30代になると、落ちた体力を取り戻し、
そこを維持するだけでも、なかなかの努力が必要になります。

体力増強のために運動をするなら、
絶対に20代にはじめた方が効果が出やすいわけです。

 

2.ダンスを習う

リズム感は柔軟なカラダに宿ります。

リズムのある音楽とカラダの動きは切り離せないもの。

実際、音楽に合わせて心地よくカラダを揺すったり、
ステップを踏んだりできないなら、
聞く人が踊り出したくなるような音楽を演奏するのは、難しいでしょう。

別にくるくる回ったり、足を高く上げたり、
なんてことができる必要はありません。

カッコよくステップを踏む。
それだけで、歌や演奏、パフォーマンスは格段によくなるものです。

 

3.英語の勉強をする

残念ながら、人間の脳は新しいほど、
素早く記憶を蓄えたり、
さまざまなネットワークをつくったりするのが早い。

単に「英単語を覚える」というようなことは、
30代になっても根気よく、繰り返し行えばできることですが、

聞き取る力、理解する力、反応する力、
発音のための構音器官の柔軟性などなどは、
20代のうちに鍛えておくと、おかないとでは、結果が全然違います。

 

4.姿勢を整える
姿勢の悪いクセによって生じる血行不良や筋肉のこわばりのせいで、
年齢と共に、あちこちに歪みや痛みが出てきます。

やがて、それらは、そのままカラダに住み着き、生涯にわたって、
自分自身を悩ませることになります。

また、姿勢が悪いと、さまざまなパフォーマンスが上がらず、
ポテンシャルが生かし切れなかったり、
故障や不調が起きやすくなったり。

見た目も、どきっとするくらい老けて見えてしまいます。
姿勢は一日も早く正しておくに限ります。

 

5.ダイエットをはじめる

体力、筋力が目に見えて衰えはじめる20代後半。

運動もしないで、10代の成長期や、
充実期である20代前半のような食生活を続けていれば、
当然、体重が増え始めます。

中学、高校でしていたスポーツをやめたおかげで10キロ以上太った、
というような人は、「一刻も早く」ですが、
理想体重になりたい、という人も、
とりあえず、20代のうちにダイエットをはじめましょう。

 

6.海外に長期滞在をする

「外国に住んでみたい」という夢は、
若ければ若いほど、実現しやすいものです。

仕事につけば、そんなに気ままに長期休暇は取れません。
結婚したり、こどもができたりすればなおさらです。

海外に暮らすことは、とてつもなくエネルギーが必要です。
ものすごい量の情報を日々、次々と消化して、
環境に順応し、コミュニケーション力を磨いていかなくてはいけません。

年を重ねるほどに、そんなことにチャレンジするパワーは減じ、
ハードルはどんどん高くなっていくもの。

お金の問題なら、その気になれば、必ず突破口は見つかるもの。

なにごとも、チャレンジです。

 

7.いわゆる「遊び」を経験する

美味しいカレーには、さまざまなスパイスが、隠し味で使われています。

おもしろい人間には、必要な情報だけではなく、
不要な情報、知らなくても困らない情報、
しなくてもいいような、どうでもいい経験・・・などなどが、
たくさん詰まっているもの。
クラブをはしごする、ナンパする、
いわゆるスポーツに夢中になる、
おもしろい人たちと付き合う。。。

 

なにを「遊び」と認定するかは、人それぞれ。
法に触れないこと、人様に迷惑をかけないことなら、
何をやってもかまいません。

ドキドキするような「遊び」をばんばん経験しましょう。

 

8.熱烈な恋愛をする

経験の幅を広げるだけでなく、
感情を深めることが、感性を大きく成長させてくれます。

薄い恋愛はどれだけ経験しても、自分を成長させてはくれません。
詳しくは、恋愛関係の専門書などを参照してください(^^)

 

9.鍵盤楽器を練習する

楽器演奏はスポーツと同じ。
ちょっとでも筋肉や感性が柔軟なうちに、ある程度ものにしておきましょう。

鍵盤楽器のスキルは、
自分の歌を練習するときも、
曲をつくるときも、
そして、いつか、人に歌を教えたいと思うときがきても、
絶対必要なスキルです。

 

10.自分を好きになる

一番ハードルが高いかもしれません。

でも、自分を好きになった人が勝ちなんです。

20代のうちに、その域に達していれば、
30代は信じられないくらい、楽しくて、輝かしいものになるでしょう。

自分を好きになることに全力を傾けましょう。

これまでに上げた9項目をクリアするだけで、
自分を好きになれる確率はぐっと上がるはずです。

 

いかがでしょう?

あなたが10代、20代なら、是非一度、検討してみて欲しいことばかりです。

もちろん、10代20代のハートと体力を持っている人、
そして、それらを取り戻してやろうという人にも。

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 - Life

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