ライブだ。リアルだ。フィジカルだ。
ざっくり数えても、生まれて初めて人前で演奏した高校2年の文化祭から、1000回は「ステージ」に立って来ました。
その数字のひとつひとつに、共に演奏した仲間や、スタッフさん、そしてオーディエンスの顔があって。日本全国津々浦々、そして海外数カ所の街の風景と、スタジアム級からお座敷まで、大小さまざまな箱の香りがあって。
そのすべてが、人生の財産であり、今の私のパワーリソースです。
インターネットは小さな部屋を一瞬で世界と繋げ、私たちを圧倒的な情報の流れの中に放り込んでくれます。
その一方で、「人」の行動半径を圧倒的に狭くしました。
音楽の世界もしかり。
「音源」を組み合わせて、「カラオケ」で歌って、「配信」で人に届けて。
「生音」や「生声」を聞かない人が、ネットで学んだ「知識」で人の歌を「論評」して、自宅やカラオケボックスで磨いた「スキル」や「技術」を人に教える。
なんなら、声も顔も、ぜんぶバーチャルで完結してしまう。
もう「カラダ」なんていらないんじゃないの?とさえ思えてしまう。
まさに、SFの世界そのものです。
しかしね。
演奏者と同じ空間で、いい声、いい音を浴びる瞬間の、あの全身の毛穴という毛穴がぞわ〜っと来る感覚を、アーティストがステージに登場する瞬間に発する、とんでもないオーラとエネルギーを浴びるあの感動を、体感することなく、歌や音楽をわかった気になるのは、本当にもったいない。
やっぱり、生身なんですよ。人間は。
生きた音を。
全身全霊、心震わす音楽を。
体感したい。届けたい。伝えたい。
まだまだ、目の黒いうちは、
ライブで、リアルで、フィジカルな情報発信にこだわって行こうと、
心に刻む今日です。
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