いい音の楽器と歌うから、いい声になる
子供の頃から生ピアノの音が大好きで、
ピアノ可物件にこだわって引っ越ししてきました。
家を建てる時も、
もう生ピアノ、ほとんど弾かないし、
移動もいちいち大変だし、狭くなるし、
そろそろクラビノーバとかにするかなぁ・・・と迷いましたが、
やっぱり長年連れ添ったバディを捨てるにしのびなく、
ピアノがすっぽり入る幅で仕事部屋をつくりました。
おかげでその後ヴォーカルレッスンを始めてからも、
ずっと気持ちよくレッスンすることができたのです。
コロナ禍、部屋をビニールカーテンで仕切らなきゃいけないという、
無粋な状況に陥って、
レイアウトの関係で仕方なくGO!ピアノを購入し、
この2年半というもの、ほぼGO!ピアノしか弾いていませんでした。
(まぁ、弾く言っても、せいぜい「ドレミレド」とかなんですが・・・)
少し前。
ミュージカル曲を練習している生徒さんの、曲の仕上げということで、
コロナも落ち着いていることだし、
せっかくだから生ピアノで最後の1回を歌いましょうと、
そうね、2年以上ぶりで、生ピアノで伴奏をしたのです。
あぁ、ピアノの音って、やっぱり好き。
でもって、ピアノを触る感覚が好き。
そんな風に思いながら、伴奏していると、
何が驚いたって、ピアノで歌いはじめたとたん、
生徒さんの声の響きがびっくりするくらい変わったんです。
ピアノと呼応し合うように、
ふわんと気持ちよく響くんです。
あぁ、ですよね。と思いました。
楽器の音って、お互いの音の波に乗っかって、
お互いに影響を与えながら、豊かに響くもの。
伴奏している楽器が電子ピアノなのと、
豊かな響きの生ピアノなのとでは、
そりゃあ、出てくる音が違うのは、当たり前。
うん。当たり前。
だからね、いい音がする楽器と一緒に歌う。
いい音を出してくれるプレイヤーと一緒に演奏する。
歌って、声って、
これだけで圧倒的にバージョンアップします。
今の時代、カラオケでしか歌ったことがないという人が、
もちろん大多数なのでしょうが、
なにか機会があったら、
いや、ぜひ一度、機会をつくって、「生演奏で歌う」を体験してみてください。
生バンドや、ピアノで伴奏してくれるお店もあります。
気づけなかった音楽の気持ちよさや、
自分の声のポテンシャルに気づけるはずですよ。

●初心者からプロフェッショナルまで、月刊誌のように手軽に楽しく歌がうまくなるサブスク“声出していこうっ!Monthly Video Program”、はじめました!
関連記事
-
-
よき時代のよきものを、 いい形で後世に伝える方法
高校時代、何が嫌いって「古文」の授業くらい 嫌いな授業はありませんでした。 使わ …
-
-
自分をつかって「人体実験」をしないこと
1964年に行われた「断眠実験」というのを 聞いたことがあるでしょうか? &nb …
-
-
譜面も歌詞カードも、電子化してファイリングが正解!
仕事柄か、習性か、紙の資料がびっくりするほど増殖します。 ライブやレコーディング …
-
-
「自分の音域を知らない」なんて、意味わからないわけです。
プロのヴォーカリストというのに、 「音域はどこからどこまで?」 という質問に答え …
-
-
「他者基準」で自分をジャッジしない。
才能あふれる若者たちを教える機会に恵まれています。 レッスンのたびにワクワクした …
-
-
結果が出るまで、やる。~SInger’s Tips #14~
高い声が定着しない。 声量がいまひとつ上がらない。 ピッチがなかなか安定しない。 …
-
-
「聞こえませーん」
会議の時、 「聞こえませーん」と言われることが恐怖で、 必死に声を振り絞って話す …
-
-
「自分の声に興味ある人なんかいませんよ」
芸能界や音楽業界の人とばかり関わりあってきたからか、 それとも、私自身がボイスト …
-
-
誰もが、自由に歌えるカラダを持っている。
もしも、何も考えず、なんの苦痛もなく、 どんな曲でも、素晴らしい声で自由に歌えた …
-
-
セルフイメージは声に出る
歌のレッスンをしていると, 歌う前から、「歌えない」「失敗する」と決めている人に …
