臨界点を突破する
2015/12/20
「どんなに練習しても、高い声が出ない」
「毎日ボイトレしているのに、声量が上がっている気がしない」
ボーカリストに限らず、
日々の努力を結果に結びつけられない焦燥感に苛まれたことのある人は多いと思います。
練習や学習には臨界点のようなものがある、という考え方があります。
反復練習や勉強によって、
身体の神経系統への情報や、脳への情報が、ある一定量に達すると、
突然、驚くような変化が訪れるポイントに出会うというのです。
臨界点に出会うまでは、反応も変化も起きない。
ひたすら反復とインプットの日々です。
そこでやめてしまえば、それまで。
臨界点に出会うことは、けしてありません。
また、臨界点との出会いのタイミングを少しでも早めるためには、
反復練習の回数消化や、脳への情報を取り込むスピードを、
徹底的にアップする意外にありません。
焦ったり、腐ったり、へこんだりしている暇はないのです。
ただ、ひたすら、反復とインプット。そのスピードと量を圧倒的に上げている努力。
臨界点の存在を疑わずに走り続ける勇気。
それだけです。
そんなことを信じて、日々、戦うのです。
関連記事
-
「ときめかない」ものは、「ときめかない」。以上。
こどもの頃から、アイドル歌手というものに、 ホントに興味が持てませんでした。 友 …
-
肉体は変化する
ずいぶん前のことになります。 クラプトンのコンサートのチケットがあるからと、 友 …
-
「好きだから」っていう動機が一番すごい!
「キミのためなら死ねる」 『愛と誠』という漫画の脇役である岩清水くんの名セリフで …
-
「いつはじめるか」じゃない、 「いつまで続けるか」が重要なのだ。
「やっぱりピアノは幼稚園くらいからはじめないと、モノにならないわよ。」 &nbs …
-
限りない偶然に選ばれてきた「特別な自分」
一瞬の選択で人生は大きく変わります。 もしもあの時、あの瞬間にラジ …
-
「お腹は凹ますのか?突き出すのか?」問題について語ってみた
「歌うときは、おへその下10~15㎝下を少~しずつ凹ませましょう。 このとき、肋 …
-
情報の価値を最大化するための5つのヒント
おなじ曲を聴いているはずなのに、 聞き手によって、耳に入ってくる情報はまるで違い …
-
「自慢話」してますか?
謙虚な人が好まれるのは、別に日本だけではありません。 欧米でも、 …
-
声の温度。歌の肌触り。音の匂い。
ボタンひとつで音色を自在に変えられる、 いわゆるデジタル・シンセサイザーが登場し …
-
やる気が出ないときは、やっちゃダメ!
「なんか、どうもやる気がでなくって。 これじゃいけないと思うんですけど。。。」 …
- PREV
- ミュージシャンに、定石も王道もない!
- NEXT
- 自分との約束