「あのね、わかる人と変わってください!」
先日、某携帯電話のS社に問い合わせの電話をかけました。
新規にiPadのセルラーモデルというのを購入したので、
もしかして、wifiの契約を
今の携帯電話の契約と一緒にしたら、
お得になって、請求もひとつになって、
使いやすいのかしらん?
と、邪な気持ちを起こしたのでした。
いやー。
もうさ。
iPadひとつ購入するだけでも、
miniだ、プロだ、アマだと、
種類がありすぎて意味がわかんないのに、
SIMカードがなんだとか、
なんちゃらプランとか、
もう、ただでさえお買い物は苦手なのに、
おばーちゃん、限界です。
それで、SIMカードも当然扱ってらっしゃるS社さんで、
契約一個になったら、
ちょっとくらい高くなっちゃっても、
(まぁ「ちょっとくらい」ですが)
あれこれ迷わなくっていいし、
楽かしらん?と思ったわけです。
さて。
例によって、「ただいま電話が大変混み合っております」
の後、しばらくして、
「お問い合わせ」窓口の、若い女性が電話に出ました。
「すみません。この度、iPadを購入しまして、
そちらでSIMを買ったら、
これまでそちらで契約しているiPhoneと、
契約をひとつにできるものなのか、
知りたくてお電話したんですけど。」
若い女性の声はあからさまに、
(この人何言ってんのか、わっかんなーい)
というサウンドになって、
「iPadですか?あの、SIMですか?
あー、少々お待ち下さい」
と、待たされることしばし。
再び明るい様子で電話口に戻ってくると、
「はい!SIMカード、ご購入いただけます。」
と、言います。
この時点では、私はまだ、やれやれと思いながらも、
優しく繰り返しました。
「ですから、SIMは扱ってらっしゃるのわかるんですけど、
そちらでSIMカードを購入した場合、
契約が今の携帯と一緒にできるのかを知りたいのですけど。」
もうね。
電話口から、「?」が飛び出してくる勢いでした。
そのオンナ、あからさまにイラッとしたようすで、
「ですから、SIMは購入できます!!!!」
と、このおばーちゃん何言ってんの、って感じなわけです。
これ以上、アホを相手にしていても時間の無駄と悟ったオトナな私は、
「あなた、わからないのね。もう結構。」
と、優しく(ちょっとウソ)電話を切ったのでした。
こういうときに、
ほんとに私がわかってないから、
いらっとされたのか、
それとも向こうがアホなのか、
例え、しばしでも、思わず悩んでしまうのは、
テクノロジー弱者になりかけている証拠です。
いかんいかん。
このまま終わっては、自信がなくなります。
そのまま、S社某支店に電話をかけ、
直接現場の人に聞いてみることにしました。
それで、「あのね、おばーちゃん」って言われたら、
あやまりますよ。よぼよぼ。
しかし、プロは、やっぱりプロです。
私は、件のおねーちゃんに言った言葉を繰り返しました。
「すみません。この度、iPadを購入しまして、
そちらでSIMを買ったら、
これまでそちらで契約しているiPhoneと、
契約をひとつにできるものなのか、
知りたくてお電話したんですけど。」
そしたらね、まず、
「お客様のご購入されたのはセルラーモデルで間違いないでしょうか?」
と、しゃきーんとした質問!
なんかやっと日本語が通じる人と話せて、
嬉しくて、心が震えました。
その後、彼は、
お店のSIMの在庫を調べ、
私の契約内容を尋ね、
プランによる金額の違いをざっと案内してくれて、
最後に、
「お客さま、このようなご時世ですので、
前もってご来店のご予定がお決まりになったら、
ご予約をいただけたら、スムースにご案内できます。」
と、イケメンな声でおっしゃる。
電話を切った瞬間、
気持ちよくてガッツポーズしました。
実は先日も、とある電話案内の人が、
ぜんっぜん話が通じなくって、
優しく(全くウソ)
「わかる人と変わって下さい」と言っちゃったばかり。
社員教育って、
あぁ、難しいんでしょうなぁ。
お問い合わせ窓口って、
会社の顔だから、
もっとちゃんと教育しなくちゃダメよね、
・・・と思って、ハタと気がつく。
今どき、電話で問い合わせする時点で、
そっか、、、「ある年齢より上」ってことなんですな。
ばかにすんなよーー。
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