大槻水澄(MISUMI) Blog 『声出していこうっ!』

ボイストレーナー大槻水澄(MISUMI)が、歌、声、音楽、そして「生きること」をROCKに語ります。

*

立ち止まるな!学び続けろ!

   

インスタライブ、Facebookライブ、
リール投稿にストーリーにYouTube Shortにサブスク・・・。

ここ1ヶ月で、私が挑戦したことであります。

いろんなアプリやソフトの操作を覚えなくちゃいけないこともなんですが、
不特定多数の人に自分のしゃべっている姿を発信するというのは、
いやー、もんのすんごく負荷が高い。

こんなん無理。向いてないわ。
と言っちゃえば、楽になるのだろうけど、
とりあえずやってみないことには気がすまない性格で。

やってみると、まぁ、それなりに面白さもわかる。
ツボを外してる感のあるダサい自分が見えてきて悔しい。
くっそぉ、もう一回っ、と食い下がる。

心のどっかで、
「なに、若いもんのマネしてがんばっちゃってんのよ。」
と嘲笑する闇の声が聞こえてきて、
一方で、「怖いからって、逃げ道探すなよ」と脅す自分もいたりして。

実際、年を重ねれば、それだけ「生まれて初めて」は減っていくはずなのに、
年々、未知の領域が増え続けている感じがして、
いつまで経っても楽できません。やれやれ。

思えば、私にはいつも、
自分の不得意分野の手ほどきをしてくれる師匠がいました。

最初にオーディオ機器のことを図解しながら丁寧に教えてくれたのは叔父だったし、
簡易PA機器の操作を教えてくれたのは当時の彼氏だったし。

4トラックレコーディングの基礎を図解しながら教えてくれた人、
シーケンサーの手ほどきをしてくれた人、
DAWの基本を教えてくれた人、
ギターのコードの押さえ方を教えてくれた人。

英語圏放浪時代は、
文化やしきたりや文法の手ほどきをしてくれる人もいたし、

ブログの師匠も、Twitterの師匠も、
SNSや、そういう仕組みをたくさん教えてくれた人もいました。

今も身近に、
YouTubeのアドバイスをくれる人気YouTuberや
ビジネスやSNSのアドバイスをくれる友人がいてくれます。

そもそも鈍くさくて不器用なくせに、
特攻隊みたいになんにでも飛び込んで撃沈して、
ぎゃああああと、なって・・・

そんなダメなコイツを放っておけない、
優しくて才能あふれる人たちのおかげで、
なんとかがんばってこられたんだよな。
今も、がんばれるんだよな。
感謝しかない。

Stay Hungry, Stay Foolish.
スティーブ・ジョブズじゃないけれど、
ハングリーさと、お馬鹿度は自信があります。

学ぶべきことが尽きることはないのは、
きっと、1歩ずつでも前に進めているから。
学びたいと思い続けるのは、
まだまだやるべきことがあるのだという証拠。

後はどのくらい、
素直で柔軟な気持ちと頭を持っていられるか。
フットワークを軽くいられるか。

みなさん、まだまだお世話になります。

 

あなたが挑戦していることは、なんですか?

●初心者からプロフェッショナルまで、月刊誌のように手軽に楽しく歌がうまくなるサブスク“声出していこうっ!Monthly Video Program”、はじめました!

 - Life, 「イマイチ」脱却!練習法&学習法, 夢を叶える

  関連記事

「逃した魚」は、きっと毒入り!?

「チャンスの神様には前髪しかない」(Seize the fortune by t …

「自分の声の地図」を描く

「あなたの音域はどこから、どこまで?」 「え?」 「高い方はどこまで出るの?下は …

歌える歌ばっかり歌っていたら、いつまで経ってもうまくならない。

「今の自分の実力だったら、どんなの歌うべきですかね?」 これは、「自分に向いてい …

「ジャストフィット」を探せ!

初めて手に入れたギターは、ピアノのおまけにと、 お店の人がサービスでつけてくれた …

キャリアの棚卸し中。

学生時代にアルバイトをしていた本の取り次ぎ店では、年に1度、棚卸しという日があり …

ワードを変えれば、自分が変わる

有名な心理学の実験で、 「スタンフォード監獄実験」というのがあります。 ごく普通 …

ゴールを鮮明に描く。

「がんばっているのに、どうも成果があがらない」、 「なんかうまくいかない」という …

「打たれ強い人」になる唯一の方法

世の中には先天的に打たれ強い人というのがいるものです。   ガラスのハ …

カラダを楽器に「最適化」する。

「タマゴが手の中にあるように、 そーっと鍵盤の上に指を乗せるのよ。」 中学になっ …

「最後に頼りになるのは自分の耳!」って、言いたい。

世の中には、耳のいい人というのはいるものです。   バンドがどんがらが …