ミュージシャンに、定石も王道もない!
2015/12/20
「やっぱり楽譜が読めないと、ダメですよね」
いつかプロになりたいと思っている人は、
そんなことが気になるようです。
私自身、プロの音楽家になるには非常にスタートが遅かったので、
しょっちゅうそんなことを気にしていました。
あの人は何才からピアノをやっていたのだろう?
あの子は絶対音感なのかしら?
プロは曲を聴いたら、すぐに楽譜が書けるのかしら?
そんなことを考えては、不安になったり、落ち込んだしたものです。
プロになって、いろいろなミュージシャンに会いました。
絶対音感を持っているという、ピッチの悪いシンガー。
大学生になってから楽器をはじめて2年足らずで、
有名ミュージシャンと肩を並べて演奏するようになったというドラマー。
スタジオでバリバリ活躍する、譜面の全く読めないキーボーディスト。。。
ある人は英才教育が大切だと言い、
またある人は、こどもの頃の音楽教育による固定概念がなかったから、
自由な発想で音楽が作れるようになったといいます。
ある人は、両親の協力があったおかげでここまで来られたといい、
またある人は、親から反対されたから、反骨精神で成長できたのだといいます。
東京の裕福な家庭で育っていたら、もっと人生開けていただろうと、
田舎の貧しい生まれの人が言えば、
ひ弱な東京原住民に対して、地方生まれの方が圧倒的にパワフルで、早く成功する、
と言う都会育ちの人もいる。
要するに、定石も、王道も、ないということなのです。
自分より優れた誰かに出会ったときに、
その人が、なぜ自分より優れているのかという理由を探したくなるのが人の常。
あの人はこうだから、自分より優れているんだ、
こうだから、自分はあの人より劣っていても仕方が無いのだと、
落ち込んだり、正当化したり、すねたり、一念発起したりする。
でも、最後は、自分が自分であるために、どれだけ必死でがんばれるか。
それしかない気がします。
選べない運命や変えられない過去を嘆いても仕方ない。
自分という人間を極めたら、どこまで行けるのか?
一生かけて見つけなければいけない答えは、きっとそれだけなんです。
関連記事
-
-
空白の美学
「アマチュアはね〜、ソロ弾いてっていうと、 全部音で埋めちゃうんですよ。 弾かな …
-
-
スランプに陥ったとき、やってはいけない3つのこと
スランプに陥ることは、誰にでもあります。 なんだか不調で、何をやっても調子が上が …
-
-
「へたくそな自分」を楽しむ
一昔前までは、 『NHKのど自慢』に登場するような、 歌好きのひとたちって、 も …
-
-
「君たちには問題意識というものが足りない!」
「君たちには問題意識というものが足りない!」 大学4年の時、ゼミの担当教授が、 …
-
-
ちゃんと仕事しろっ!
NYに住みはじめて、 寮の自分の部屋に電話を引き込むため、 電話会社に出向いたと …
-
-
膨大な情報が流れこんでくる日の過ごし方
さまざまな情報が一度に流れこんでくる不思議な日というのが、時折訪れます。 今日は …
-
-
「あたり前」を極める
「自分があたり前にやっていることで、 他の人が絶対にマネできないことに注目しなさ …
-
-
自分の意見を口に出すことを恐れない
最近、若者たちがお互いに対して優しすぎる、と感じています。 バンドのリハーサルを …
-
-
未来人たちよ。「リアル」に触れよ。
自分が高校生、大学生だった時代を振り返ると、 あぁ、ずいぶん未来までやってきちゃ …
-
-
くよくよ凹んだ時に試してみるべきことのリスト
どうにも自己評価が下がる時、というのは誰にでもあるものです。 思ったように仕事が …
- PREV
- 多感なこどもたちにジョークは通用しない
- NEXT
- 臨界点を突破する

