昭和音楽大学で、姿勢と呼吸を熱く語ってきました
昭和音楽大学で特別講義をしてきました。
テーマは姿勢と呼吸。
11月に大学のショーケースライブのコメンテーターをさせていただいた際、
研究室の先生たちと共に、学生たちの姿勢に危機感を覚えたことが今回の講義のきっかけになりました。

それにしても、大学でも、アイドルたちのレッスンでも、いやさ街中でも、
若者ってこんなに姿勢悪かったっけ?と思うことしばしば。
スマホのせいなのか、PCのせいなのか、家庭や学校で姿勢教育をすることがなくなったのか。
そんな風につらつら考えながら、ふと胸に手を当ててみる。
そういえば、高校の数学の先生に、よく頬杖ついている肘を、
通りすがりざまパシッと払われたっけ。
ギターの弾きすぎで、ストレートネックになって、腕から指先がずっと痺れていたこともあったっけ。
そうそう、コーラスさんの仕事はじめて、相方に
「ミーちゃんは踊ってても姿勢が悪いから整体行きな!」
って言われたんだった。
「歌う人としてより、まず人として姿勢を正すのよ!」
なーんて、今でこそ激しく、時にコンプライアンス、スレスレなことを言いながらレッスンしてるわけだけど。
姿勢コンシャスになったのは、大きなステージに立ったり、スタジオに呼ばれたりして、
自分自身の立ち姿や歌ときちんと向き合うようになってからだった。

姿勢治療家の仲野孝明先生や、六本木の名医・斉藤先生のお力を借りて、
(時にぼろくそ言われながら)姿勢を立て直し、
苦手ながらも常になにかしら運動をする習慣をつけ…。
やがて、歌を教えるようになってから、姿勢と呼吸を徹底的に研究して、
メソッドを組立ながら、自分の姿勢力も育ててきたわけです。
そっか…。
学生時代の私を、今の私が見たら、後ろから行って、頭張り倒すかもしれない。
若者の姿勢が悪いのは今はじまったことじゃないのかもしれないな。
しかしです。

ボーカリストはアスリート。
そして、ボーカリストはカラダが楽器。
歌を志したその日から、真っ先に考えるべきは、姿勢、呼吸。
そしてフォーム。
そこに思いが至らなくて、ずいぶん時間を無駄にし、伸び悩んだ私だからこそ伝えたい、
一生モノのカラダとのつきあい方を、100分間、熱く語らせていただきました。
参加してくれた学生たちからも、「本当に出てよかった!」という声をもらって、嬉しい限り。
きっと今ごろ、みんなシャキーンとした姿勢で授業を受けているんだろうな。。
(イメージ)
10年前に教えていた学生たちも逢いに来てくれて、本当に楽しい時間になりました。

それにしても、いつ行っても美しい大学。
「音大は無理だよ」と言われた私が、音大で教える日が来るなんて。
高校生の私に教えてあげたい。
がんばって食らいつくと、
いつか、いいことあるよ。

関連記事
-
-
センスは鍛えられる!フォーカスで変わる“聴こえ方”と“見え方”
目の前にドラムを叩いている人がいます。 あなたは、どこに意識が向きますか? ドラ …
-
-
「残念なミスコピー」は、そろそろ卒業しましょう。
誰もが一度は、 人の歌や演奏を聞いて、カッコいい!マネしたい!カバーしたい! と …
-
-
カラダをつくる~Singer’s Tips #23~
どんなに歌を練習しても、 肝心の楽器であるカラダがへなちょこでは、 いい音、いい …
-
-
「センスが悪い」と言われる人への5つのアドバイス
今日は昨日のブログの続きとして、 テクニックはあるのに、音楽的に評価されない、 …
-
-
「練習」とは「工夫すること」
楽器や歌を習得したい。上達したい。 しかし、実際、何からはじめたら …
-
-
「声質なんか似ないでしょ?」〜歌の完コピ〜
私のプロフィールに書かれている「300曲以上完コピした」を読んで、 「結構、盛っ …
-
-
同じ音を、同じ音色、同じ音圧で、 100発100中で出す
人間のカラダは「まったく同じ音」を2回以上出すことはできない楽器。 そんなことを …
-
-
退化か?最適化か?顔筋がなくなる日。
この秋から、新たに、新人グループの育成を担当しています。 高校生から20代前半の …
-
-
無限大に見える作業量を前に、ひるんだら負けだ!
洋楽のカバーを歌う、英語の苦手な学生たちに、 英語の発音指導をすることがあります …
-
-
「つもり」はあくまでも「つもり」
ボーカリストがカバー曲を練習するときに大切なこと。 1.オリジナルをよく聞いて、 …
- PREV
- 「学び」はカラダに刻め。
- NEXT
- ことばの力 ― 天は自ら助くる者を助く。あーめん。 ―
