大きな変化は一瞬で起こる
変化はいきなりやってくる。
長年人間をやってきた実感です。
毎日がんばっているときに、
「ちょっとずつよくなる」とか、
「だんだんうまくなる」という程度のマイナーチェンジでは、
変わった!という感動は生まれないもの。
むしろ、がんばればがんばるほど、
「こんだけがんばってるのに、この程度か」、
「昨日よりヘタになった気がするけど」などと
ネガティブな方向に気持ちが傾きがちになったりします。
しかし、大きな変化は一瞬で起こります。
ある日いきなり、すこーんといい声が出る。
ずっとできなかったことが、一瞬できる。
突然、思いがけなくいい話がやってくる。
それはまた、
次の一瞬で消えちゃう蜘蛛の糸のように細い感覚だったり、
できた時とおなじように、いきなりできなくなったり、
(昨日のブログで話したように)
思ったほどいい話じゃなかったりするのだけれど、
その、いきなりの変化を、
1回でも起こせたということは、
きっと、またできる。
なんだ、上達してるんだ。
がんばっていれば、必ずいいことがある。
という、大きな自信になります。
自信が芽生えると、進化は加速するもの。
厚い氷にピックを深く突き立てるように、
それは、さらに大きな変化につながってゆくのです。
しかし、この、いきなりの変化は、
ある程度、努力を継続しないと起こらないもの。
少し前に読んだ脳科学の本にも、
積み重ねたことを脳が消化して、
新たな回路をつくり出すまでには、ある程度時間がかかる、
というようなことが書いてあって、
なるほどと膝を打ちました。
いかに、この「不毛と思える時間」をがまんできるか。
「所詮、あたしにゃ才能がない」などと、
自分に上手に言い訳をして、さっさとやめてしまえば、
そりゃあ、一生なんにもできるようにはなりません。
起きるであろう、起こせるであろう「一瞬」を夢見て、
今日も粛々と修行です。

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