得意なことばっかりやってると、「伸びしろ」がなくなる。
昨夜、美崎栄一郎さんとコラボセミナーの打ち合わせをしていて、
その観察眼と分析力に今さらながら感動しました。
ひとつのことにずっと集中できるのは、特技のひとつだと自負しつつ、
思考が凝り固まってくる感覚があるのも事実で。
時折こうやって、自分とは全然違う視点を持つ人とお話すると、
文字通り目が開く思いがするものです。
人は、普段話すとき、ほぼ一定の音域で話しています。
歌を歌ったりして、広い音域をつかわない人は、
だから、ある特定の音域の声だけが強くなって、
それ以外の声が少しずつ出しにくくなっていきます。
得意なところがつかうところ。だから強くなっていく。
強くなるから、ますますその音域の声が出しやすくなる。
ますます、その声を多くつかうようになる。
それによって、声帯様が知らず知らず偏った使い方をされ、少しずつ凝り固まって、その柔軟性を失っていく。
いいことと悪いことって、なんでも表裏一体です。
だから時折、ちょっとキャパオーバーかな?アウェイかな?
みたいなチャレンジをする必要がある。
自分とは全然違う人の話を、素直にへ〜と聞いてみる。
場違いに違いないところに、勇気を出して飛び込んでみる。
ちょっと今の自分には無理かな?っていう挑戦を、えいやと気張ってやってみる。
守るものが多くなるほどに、
重ねる年齢が増えるほどに、
ほんっとに難しくなることなんだけど、
これ、やめると、ゲームオーバーは近いから。
まだどっかにあるはずの伸びしろ、育てていきましょう!
【ベストセラー作家・美崎栄一郎さんとコラボセミナーします!】
しくみフェチで科学者の美崎さんと、ロックな私のコラボセミナー。テーマは、『ビジネス書的な説得術(商談、打ち合わせ、交渉、プレゼンなどなど)』。くわしくはこちら。
関連記事
-
自分が自分であることの奇跡
今日はお誕生日でした。 いくつになっても、誕生日はとてもワクワクし …
-
バンドやりたい。
若者の頃に出会ったメンバーと、 生涯バンドを続けて行く。 これって、初恋の恋人と …
-
シンプルでもいい。複雑でもいい。「生きる」を楽しむ。
学生時代、小笠原の父島という島を、 友人たちと共に自転車を担いで訪れたことがあり …
-
やりたいことを、「はじめるコツ」
人は「はじめられない」生き物です。 何かをはじめるということは、自 …
-
ノドをウィルスから守るためできる10のこと
東京の冬場の平均湿度は40~50% 。 そこまで低い数字と感じないかもしれません …
-
ミュージシャンに、定石も王道もない!
「MISUMIさんは、何才から歌っているんですか?」 「やっぱり楽譜が読めないと …
-
人を本当に育てるのは、反骨心や反抗心だ!
ミュージシャン仲間に、有名なおしどり夫婦と呼ばれたカップルがいました。 旦那さん …
-
ネガティブな面にばかり焦点があうのは、あなたの思考のクセです。
物事には、いい面があれば、必ず悪い面があります。 フォーカスする角度やポイントが …
-
文化は「オタク」と「変態」、そして「ドM」がつくる
忙しがる人は好きじゃないのですが、 最近、自分もそんな、自分が好きじゃない類の人 …
-
起きてみる夢 寝てみる夢
「うちの子、声優になりたいって言ってるんですよ、先生」 そんなお母さんの相談を受 …
- PREV
- クリエイターの「売る努力」ってなんだ?
- NEXT
- バンドマンって、大変なんだ。