「いいおとながトラウマと向き合う」
2015/07/05
思い出すのもぞっとする、
考えただけで嫌な気分になるようなことが、
人にはいくつくらいあるのでしょう?
その経験が、いまだに、自分の人生に影響を与えていると思えるような、
正真正銘のトラウマ。
そんなトラウマは時間と共に修復されるのでしょうか?
以前セミナーに参加していただいた60代半ばのAさんが、
自己紹介の時にこんなことを話していました。
「わたしは本当に悪声で」
(なぜそんな風に思うのですか?)
「小さな頃に、母に、
『お前は酷い声だから人前では絶対に歌を歌うな』って言われたんです。』
おかあさんは、そんなことを言ったことを覚えていたでしょうか?
しかし、そのことばは、ダイレクトにAさんの心に突き刺さり、
以来、暦が一周する60年もの間、
おそらくはAさんが人前で話そうとするたびに、
または、歌を歌わなくてはならないタイミングに出会う度に、
Aさんを傷つけ、その行動にブレーキをかけました。
MTLの初回カウンセリングでも、
パフォーマンス経験を中心に、
過去にさかのぼってさまざまなお話を聞いているうちに、
「あ!そういえば、私、急に思い出したんですけど・・・」
と、無意識に過去のトラウマにアクセスしてしまう人がたくさんいます。
「小学校の頃、教科書読んだら、声が全然出なくて、
先生まで、みんなと一緒になって、自分を笑った。」
「高校時代、合唱の時間に『お前は、そこに立って、
口をぱくぱくさせていればいいから、声を出すな』といわれた。」
「歌の先生に『キミの声を聞いていると吐きそうになる』と言われた」
その他にも、顔のこと、成績のこと、性格のこと、身長、体重のこと、
育ちのこと、学歴のこと、異性とのことなどなどなどなど・・・。
他人のトラウマは、人には想像もできないほど多様で、
根深いものです。
トラウマを受けた部分は、縫い合わせた大きな傷口と同じ。
けして元の状態に戻ることはありません。
ただ、そこに、傷口があることに慣れるだけです。
触らないように、気にしないように、
上手に付き合っていく。
しかし、そこに傷口があることは、完全に忘れ去られることはありません。
その傷は、ことあるごとに疼き、
気持ちをいらだたせ、自信を奪う。
そして、知らず知らずのうちに、
自分の行動にブレーキをかけたり、願望を制限したりします。
トラウマからは逃げ出すことはできないし、
それ自体けして消え去ることもない以上、
最良の方法は、トラウマと向き合って、
その存在を認め、受け入れ、次のステージへ昇る。
つまり、トラウマを踏み台にして、次のレベルに上がること。
いやいや。
もちろん、つらっと書くほど簡単なことではありません。
そもそも、存在さえ認めたくない、深層心理の奥深くに埋没させ、
とっくのとうに忘れ去ったと信じていることを掘り返して、
スポットライトを当てるわけです。
向き合うには、勇気と忍耐、
そしてもうひとつ、
ユーモアのセンスが必要です。
7月28日(火)20:00〜
MISUMI&TAKUMA『The ワークショップ Show』
@吉祥寺シルバーエレファント
歌あり演劇ありのワークショップエンターテイメント!!
第一回目のテーマは「いいおとながトラウマに向き合う」
出演:
大槻水澄(MISUMI)
末原拓馬
http://
Ticket 前売り¥3000/当日¥3500
7月8日15時 チケット予約開始(シルバーエレファント店頭、電話、メールにてご予約ください。)
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