大槻水澄(MISUMI) Blog 『声出していこうっ!』

ボイストレーナー大槻水澄(MISUMI)が、歌、声、音楽、そして「生きること」をROCKに語ります。

*

スルーすべき偽装アドバイスの特長。

   

なんか言いたい人ってのは、いつの世の中にもいるものです。
言われる方も人間なんで、言われたら言われたで、やっぱり傷つく。

そんなとき、
「キツいけど、ありがたいアドバイスだ!」と、
感謝の気持ちに転じられるならいいけれど、

困るのは、
イマイチ相手の意図が不明、
しかも、なにも、あんな言い方しなくたって。
っていうか、なんで、今?なんであたし?
むしろ、なんでお前?・・・となる時。

「なんか言う」人の多くは、
社会的に、また特定の団体で、微妙な立ち位置にある人、
もしくは、受け手と微妙な関係性にある人。

そこそこキャリアや、名前のある人とか、
周囲にちょこっと一目置かれているような立場の人ほど、
往々にして、「なんか言う」。

これって「そこそこ」「ちょこっと」な人たちのポジション取り、
いわゆるマウンティング、
もしくは、周囲に対するパフォーマンス。
つまり、自己愛。

「なんか言う」のは、
自分はこんなにわかっている。
自分はこんなにすごい。
自分にはこんなに愛がある。
と言うことをデモンストレートすることなので、
ぶっちゃけ相手は誰でもいい。
言われる方は事故に遭うようなものです。

この手の「偽装アドバイス」の特長は…

  1. 必要以上に声がデカい。
  2. 話が聞こえる距離に当事者以外の誰かがいる。
  3. ちょいちょい自慢話が差し挟まれる。
  4. 具体的な解決策の提案がほとんどない。
  5. 時折応援のことばもあるが、伝わってこない。
  6. 話を聞いているとひたすら消耗する。
  7. 自尊心をズタボロにされる。

そんなの絶対に愛じゃないし、
絶対に、アドバイスじゃない。

愛から出るアドバイスとは、
受け手をプラスの方向に導くことができるアドバイスです。

耳の痛いことを言うときも、
そこには、ちゃんと次の可能性を切り開くための知恵があるべきだし、
受け手のやる気とエネルギーを鼓舞するくふうがあるべき。

それができないのなら、人様にアドバイスなんてする資格はありません。
何にも言うな!ということです。

 

こんな事故に巻き込まれたら、
とにかく心を冷静に静めて、
いち早く、事故現場から立ち去る。
そんな人との関係は、SNS含めて、キレイさっぱり消し去る。
それが叶わないなら、可能な限り距離を置く。
これが一番です。

そして、ひとしきり友達に話を聞いてもらったら、
本当に尊敬できる、ちゃんとしたアドバイスをくれる人の元に駆け込むのです。

みなさんも、偽装アドバイスにはくれぐれも気を付けてくださいね!

■無料メルマガ『声出していこうっ』。プライベートなお話からマニアックなお話まで、ポップな感じで綴っていきます!(ほぼ)毎週月曜発行!バックナンバーも読めますよ。

 - Life

  関連記事

ミュージシャンに、定石も王道もない!

「MISUMIさんは、何才から歌っているんですか?」 「やっぱり楽譜が読めないと …

ちょっと「なんか」言われたぐらいでって言いますけど。

大人というのは「なんか」言うものです。   親や教育熱心な先生のように …

「苦手なことは、時間と共にますます苦手になる」悪循環を断つ3つの方法

人は、得意なこと、適性があることを、 好んでやる傾向があります。 また、自らは、 …

「これでいいのだ」ってとこまで追い込んだら「それでいいのだ」。

ひとつのことにのめり込んで、 のめり込みすぎて出口が見えなくて、 苦しくて仕方が …

「積ん読」でも「疑似読書」でも、本で世界は広がるのだ。

少し前に「本を読もう!」というポストをアップしました。 今日も本のお話。 もちろ …

ミュージシャンのランク付け

ランク付けをしたがるのは人間という動物の本能と言います。   「天は人 …

今さら知りたい?「いたずら電話撃退法」

“Hello, Maria?”(ハロー、マリア?) ひと …

“Be present.” (今、この瞬間を味わって)

昨夜、往年のセクスィー男優リチャード・ギア主演の、 『嘘はフィクサーのはじまり』 …

旅に出よう!

「外国語を知らない者は自分自身の言語について何も知らない。」 と言ったのは文豪ゲ …

音楽だけじゃ不安だから、やっぱ就職しちゃおっかなぁ〜?

「音楽を仕事にしたいけど、食べて行かれるのかどうか不安。」 「将来のことを考えれ …