成長痛を抱えて走れ。
今年前半は、
とにかくいろんなことが重なって、
頭の中がパツパツな状態が続いていました。
自分自身のあり方や、MTLのこれから。
果たすべきミッション。
悩みながら、溺れそうになりながら、
必死に進んでいる最中に、
私のことをよく知らないはずの人に
頭ごなしの全否定のことばを浴びせられ、
なかなか立ち直れない自分自身の弱さにウンザリしたり。
さまざまな方からの愛あるアドバイスや、
心からためになる教えをいただくほどに、
消化しきれず、迷って、寄り道して、
どんどん自分のコアを見失っているような感覚にとらわれたり。
チャレンジすることに無駄はないし、
トライしてきたことにはひとつも後悔はないけれど、
なんというか・・・
回し車を回すハツカネズミのような、
無力で、だっさい、
文字通り空回りの自分自身。
レッスンやライブ、ワークショップで、
人前でお話したり、歌ったりしているときは、
強気で、エネルギーと自信があふれるのを感じるくせに、
ひとりになると、
ちっぽけな、イケてない自分と向き合って、
やたら本を読んだり、
ノートを書いたり、
ときに、現実逃避に走ったり。
結構苦しかった上半期。
しかしです。
こういうのを成長痛と言うのだなと、感じるわけです。
年を取るほどに、
人のことばが耳に入らなくなってゆきます。
あきらめたり、達観したり、
自分はこういうものと決めつけたり。
情報からも耳を閉ざして、
成長することを拒んでしまう。
だって、感受性を高めた状態でいると、苦しいからです。
素直に人のことばに耳を貸すほどに、
自分自身の限られた(と思い込んでいる)時間や能力を思い、
無力感を感じるからです。
もがいてなんになる?
可能性なんて、もうとっくに使い果たしてるでしょ?
先は見えてるのに、今さらなにがんばるの?
そんな風に悩んだり、苦しんだりするのは、
若者のすること、と思いたいのかもしれません。
それが平和なら、それでいい。
今が幸せなら、もちろん、それでいい。
でもね。
生きている限り、人は変化し続けます。
成長することやめてしまえば、
後は衰退し、風化していくだけ。
だから、成長痛があるうちは、
まだまだ自分には伸びしろがあるということ。
そう考えるなら、
ジタバタも、ウジウジも、ウンザリも、
全部、ポジティブな変化の兆しということ。
そんな風に考えられるようになってから、
日々の迷いをポジティブな学びにシフトできるようになりました。
2019年もあっという間に下半期。
ここから一気に、雨後の竹の子のように、
にょきっといきますか。
一緒に駆け抜けましょう!
7月18日(木)第2回 BizLab『枯れない声』。
あなたの声の悩みによりそって、2時間で解決するワークショップ/Biz Lab。
ぜひご参加ください。
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