旅の準備がさくさく進む「持ち物リスト」
「週末から『びぃた(旅)』なんだよね」
「オレなんか、8月は10日間『出っぱなし』よ〜」
「『移動日』とか、あんの?」
「いや、結構『乗り打ち』が多いんだ」
「まだいいよ、オレの方は全部『2回回しだぜ』」
音楽業界で普通に使われていることばは、
一般には通じないことが多いのですが、
特に、この、ツアー、コンサート関係の隠語は、
種類が豊富で、しかも結構笑えます。
まぁ、いまどき、『びぃた』なんてことばは、
一定以上の年齢のミュージシャンがシャレで使うくらいですが(^^)
さてさて、いきなり脱線していますが、
今日は隠語のお話ではありません。
旅の準備がさくさく進む、「持ち物リスト」のお話です。
さて、旅に出るときの「持ち物リスト」、つくっていますか?
小学生、中学生の頃に、よく学校から配られた、あれです。
いわゆる出張族のみなさんの比ではないでしょうが、
私自身も、旅することが人生の一部と思えるほど、
若かりし頃から、国内外を問わず旅の多い生活を送っています。
しかも、目的によって、毎回持ち物が全然違う。
おまけに、至れり尽くせりに荷物が詰まってなくちゃ嫌、
という完璧主義。
それで、毎回、めちゃくちゃ時間がかかるのがパッキングです。
ミュージシャンとして旅するときは、
衣装に、化粧品に、アクセサリーに、楽器に、譜面に・・・
講演家や講師として旅するときは、
データに、原稿に、著書に、プレゼン用の小物に・・・
プライベートでワンコ連れのときは、
餌に、首輪に、おもちゃに、サンダルに・・・
海外旅行のときは、
ガイドブックに、貴重品入れに・・・
忘れ物があったら、後悔するし、旅が楽しくなくなります。
ライブなどのときに、アクセサリーや化粧品を忘れたら、
それだけで、テンションが下がります。
仕事のときは、ビフォーも、アフターも、
いろんな人と過ごすことになるし、
折りに触れ、写真を撮られるし・・・
服装は常に気をつけなくちゃいけません。
移動のときは、これを着て、
リハのときは、汗かくからこれで。
ごはんのときは、これで。。。。
そんな風に、つらつらつらつら考えるうち、
あっという間に時間が経ってしまいます。
まぁ、この、服を選ぶ時間だけは短縮できないのですが、
それでも、それ以外の小物は、最短の時間でそろえたい!
そこで、活躍するのが、「持ち物リスト」です。
数年前に、この「旅の目的別 持ち物リスト」を制作してから、旅の準備がものすごく効率的になりました。
リストには、「ツアー用」「講演会用」「ワンコ連れ」「海外」
などのように、目的が書いてあります。
このリストを毎回プリントアウトして、
チェックしながら荷物をそろえるだけ。
何しろ、パッキングで一番時間がかかるのが、「考える」時間。
何がどのくらい必要かが一目でわかれば、
後は機械的に、モノをそろえて行くだけです。
時期によって、必要なものは微妙に変わります。
例えば、私は、かつて「ど」のつく近眼だったので、
コンタクト用品やめがねは絶対に忘れられないものでした。
しかし、レーシック手術を受けてから、
一切、目に関するモノはいらなくなったので、
リストから外しています。
こんな風にリストは少しずつ変化させて、
その時の最良の状態にしておくと万全です。
いかがでしょうか?
出張の多い方や、旅仕事の多い方は、
おそらく実践しているであろう、
特に目新しくないネタですが、
これから旅仕事をするであろう若手ミュージシャンや、
毎回、旅の準備にめっちゃ時間がかかるという方のために、
ちょっとしたヒントとなれば幸いです。
明日から私も「びぃた」です。
もちろん、もう準備OK(^^)
楽しみです。
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