頭を2針縫いましてん。
3日ほど前の夜中のことです。
打ち合わせと称する飲み会からの帰り道、
ジェフ夫さんと悪ふざけしてて、横断歩道のど真ん中で大転倒。
しこたま頭をぶつけて、ホラー映画みたいに髪の毛が血糊でべったり。
たいして飲んでたわけではないのに、
頭がず〜っとワンワンして、
痛いし、寒いし、怖いしで、びーびー泣きまして。
すぐさま大きめの救急病院に連れて行ってもらって、
CTを撮ってもらいました。
結果から言えば、CTは綺麗につるりん。
頭って血流が多いから、ちょっと切るとすごく血が出るらしくって、
血糊べっとりになったものの、
傷自体は5mmとか。全然たいしたことなかったらしい。
とはいえ、それでもホチキス1個じゃ血が止まらなくって、結局2針。
「いきますよ〜。いち、にの・・・」ガッチャン!
麻酔とか、ないんですよ。
昔のインディアンが頭縫うみたいな、野蛮な音。(知らんけど)
それでも、やっぱり頭は痛かったし、
歩くとワンワンするしで、
家に帰り着いて落ち着くまでは、
ずっとひーひー騒いでました。
さて。
なんでこんなことを書いているかというと、
実は、頭打って、頭ガンガンしてる時から、
CTの結果を見せられるまでの間、
心のどこかで、ずっと、
「え〜と、これで死んじゃっても大丈夫なんだっけ?」
と、考えていたんです。
大袈裟ですね。
しかも、もんのすんごいくだらない原因でケガしてるのに、
ほんっと、大袈裟で申し訳ないんだけど、
だって、考えちゃったんだもん。
人間、そういう時に、自分にとって何が一番大事かわかるんですね。
私は頭の中でず〜っと、
「メソッドはとりあえず、ほとんど文章化したよね?」
「PCの中の文章の山と、
ブログとメルマガの記事をまとめてもらったら、
後は弟子たちが引き継いでくれるよね?」
「来春出る、新刊の準備はだいたい終わってるから、大丈夫だよな?」
・・・とまぁ、
ずぅ〜〜っと、自分が書いてきたものが、
ちゃんと、必要な人の手にわたるかどうかを考えていたんです。
まぁ、ぽっくり死ぬわけじゃないだろうから、
ジェフ夫さんには、その前にお礼を言おうとか、
ルーシーにも、ありがとって言わなくちゃ、
くらいのことは考えましたが、
基本的には、とにかくず〜〜っと、
あの文章はどこにあったっけ?
あれ、まとめてあったっけ?
ということばっかりでした。
あぁ、ホントにこれこそが、私のライフワークなんだって。
私にとって一番大事なミッションなんだって、
もう、しみじみわかったわけです。
長いこと、天職はヴォーカリストでありアーティストで、
ヴォイストレーナーは適職と思ってました。
数年前から、
もしかして、「話すこと、書くこと、歌うこと」の3つが、
天職であり、適職なのかな?と疑いはじめてはいたんですが、
今回のことで、はっきりわかりました。
私の天職は、まさに今やっていること。そのすべて。
ヴォーカリストであることも、アーティストであることも、
たぶん、与えられたミッションの一部だったんだなって。
なんか、すごくすっきりした気がしました。
そんな、人生を見直した、痛みとの数時間でした。
ちなみに、
信号は青でしたから車にはひかれてませんし、
髪の毛も剃られてないし、包帯もしていません。
頭にはまだしっかり、ガッチャンが2個くっついていますが、
傷口は頭の中ですし、頭の痛みも、まあ、もうほとんどありません。
シャンプーしても大丈夫って言われてるくらいなんで、
傷も全然たいしたことありません。
ご心配なく。
今日の教訓。
横断歩道はふざけないで、きちんと渡りましょう。
小学生かっ!

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