「やりたい」と「やる気がある」は月とスッポンほど違うんだ。
先日、著名なアーティストの方と、
その方のお子さんが、
「音楽に興味があると言っているんだけど・・・」というお話をしていて、
「あいつが『やりたい』というのは百も承知です。
でもね、『やる気』が伝わってこない。
それじゃ、やっぱり援助しようという気持ちにはなれないんですよ。」
さすが一流の方は、おっしゃることが違うと、
しみじみ感動したものです。
世の中に、「歌手になりたい」、「ミュージシャンになりたい」、
なんて人は、もう、おそらく、石を投げたら当たるくらいいます。
そんな人たちのほとんどがなにをしているかといえば、
毎日、テレビを見て、ネットを見て、
「あぁ、私も歌手になりたいわ〜」と思う。
ときどき、カラオケにでも行って、
一所懸命歌って、
「あぁ、やっぱり、私、歌手になりたいんだわ〜」と確認する。
それで終わりです。
まぁ、「歌手になりたい」と言う人の8割くらいがそんな感じです。
ミュージシャンも同じです。
「ミュージシャンってカッコいいなぁ」
「ミュージシャンになりたいなぁ。」
そんな風に思う人の8割くらいは、
音楽聴いて、
いい気分になって、
楽器持つマネして、エア・ヴォーカルとかして、
「あぁ、ミュージシャンに・・・」と思っている。
残りの2割が、学校行くなり、ライブやるなりして、
何かしらの行動に出るとはいえ、
まぁ、その中のまた2割くらいしか、
人に伝わる、本当の「やる気」を示せる人はいないものです。
「やりたい」と「やる気がある」は、もう、全然、別物です。
たとえば、「車が欲しいなぁ」と思う。
雑誌を眺める。
ネットを眺める。
あぁ、この車を持ってたらどんなに素敵だろうなぁと想像する。
時々、お店に行って、試乗したりする。
写真まで撮ったりする。
なにかが欲しいと思えば、誰だって、そのくらいのことはします。
ところがね、
実際に買う気のある人は、もう一歩前に進みます。
値段を調べる。
自分の財政状況と相談する。
車庫を確保できるかどうか、周辺を調べる。
どこのお店で買うのが一番効率がいいか、調べる・・・・・。
そして、書類つくってもらって、
印鑑押して、買うんです。
つまり、「やる気」があれば、人は行動するんです。
どうやったら、それが可能になるかを、必死に必死に考える。
そして、必死に必死に、行動する。
多少的が外れていようが、ちょっと傍目にうざかろうが関係ない。
人には熱意しか伝わらないんです。
「こどもの頃から私は本当に歌手になりたくて、
でも、親に反対されて、なれなかったんです。」
「ライブやりたいんですけど、どうやってやったらいいか、わからないんです。」
「プロになりたいんですけど、練習が続かないんです。」
誰がなんと言おうとも、
どれだけ人に邪魔されようとも、
やる気さえあれば、不可能なことなんかなんにもない。
言い訳も、
自己憐憫も、
人のせいにするのも、
そろそろやめなくちゃいけない時期。
こんな時代。(いやいや、実は時代さえ関係ない)
本気で挑みかかれば、
情報はどんどん自分のアンテナに向かって集まってくる。
集まってこない情報は、
自分から行って、拾い集める。
がんばれないことは向いてない。
あきらめられるなら、最初からやめた方がいい。
人は、本気でやりたいと思ったことは、
絶対やれるように、工夫と努力と忍耐を重ねるものです。
そういう覚悟を「やる気」と言うのです。
大人になると、誰も教えてくれない、
だけど、人生の大事なこと。
自分はそれを、ただ「やりたい」のか、それとも、「やる気」なのか?
もう一回、自分の胸に問いただしてみたい、
大事な大事なことばです。
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