誰も「いい声」になんか、興味ない。
『アラジンと魔法のランプ』の実写版、
『アラジン』が話題です。
こどもの頃、
3つの願いを叶えてくれるというジーニーに、
自分だったら何をお願いするだろうと、
姉と2人で真剣に話し合ったものです。
こどもの考えることですから、
まぁ、お姫様になりたい、とか、
大金持ちになりたい、とか、
まぁ、いろんなことをつらつらと並べていたわけですが、
あれはちゃっかりものの姉が言い出したのか、
それとも知能犯だった私が言い出したのだったか・・・
「3つ目のお願いで、
『あと3つお願いきいて!』って言えば、
ジーニーは一生、私たちのお願いを聞かなくちゃいけなくなるよね。」
無限にお願いを聞いてくれるジーニーがそばにいたら、
顔変えて、スタイル変えて、知能指数高くして、
身分やら財産やら地位やら名誉やら、
もうなんでもかんでも手に入れて、
ついでに素敵な人と結婚して・・・
まぁ、おそらく、自分じゃなくなって、
「幸せってなんなのかしら?」とか言ってたかしらん。
やっぱり人は、
人生にいつも少しだけ不満を持っている方が、
幸せなのかもしれません。
閑話休題。
もしもたったひとつだけ、
望みが叶うとしたら、
人は一体何を望むのでしょう。
誰もが振り返る、ため息ものの容姿か。
人とお金を自在に動かす、ビジネスセンスか。
無限のエネルギーを持つ、強靱かつ病気知らずの肉体か。
何にもしなくても遊んで暮らせる資産、と言う人もいるでしょう。
一生愛し合える素敵なパートナー、と言う人もいるかもしれません。
こんなとき、
「誰もが聞き惚れるいい声」を望む人って、きっといません。
声や歌は目的そのもの、ゴールにはならないんだ。
だから、人生の中での優先順位が、
なかなか上がってこないのは仕方のないことなんだ。。。
声に思いを馳せるとき、
いつも、そんな風に感じます。
声という存在は、国語力に限りなく近い。
そう考えています。
誰でも、そこそこ使いこなして、
日常生活に不自由を覚えることもめったにない。
語彙力も、文法力も、ことばのセンスも、
自分自身が属しているソサエティに応じた力があれば、
自信をなくしたり、
自身の力に疑問を持ったり、
ましてや、コンプレックスを抱くこともない。
あぁ、もっと磨かなくちゃ、と感じるのは・・・
自分のステージを上げたいと思ったとき。
思い描く自分自身にふさわしい力を
身につけなくちゃと思うとき。
誰かに指摘されたり、批判されたりしたとき。
そして、おそらく、
年老いたり、
病気になったり、
コミュニケーションの機会が減って、
あからさまに、その力が落ちたと感じたとき。。
だからこそ、
毎日本を読んで、
毎日日記を書いて、
毎日ことばのセンスを磨いている人は、
ぐんぐん他の人と差をつけて、
前に前にと出て行くのですね。
声という存在は、国語力に限りなく近いのです。
これからますます、
個人が映像を発信することがSNSの主流になってくると、
時代の先を読む人たちが口々に言います。
ことばと声。
この大切さに気づいて、
いち早く磨く努力をする人たちが、
どんどん前に出て行く時代。
私に今、何ができるだろうと、自問する日々です。
関連記事
-
-
大きな波を引き寄せる
音楽の仕事には、大きな波のようなものがあって、 来るときには、ど〜〜っと来て、 …
-
-
声の老化は隠せない
「うっそぉ〜〜。ほんとにぃ〜〜?」 30年以上も前でしょうか? 女子中高校生たち …
-
-
自分を好きになる10の方法
自己評価が低いと、なにをやっても心底楽しめないばかりか、 行動の精度もあがらない …
-
-
「苦手なことは、時間と共にますます苦手になる」悪循環を断つ3つの方法
人は、得意なこと、適性があることを、 好んでやる傾向があります。 また、自らは、 …
-
-
自分というエネルギーを全身全霊で表現するのだ。
声はエネルギー。 だから、自分という人間のエネルギーを全身全霊声にして、 聞く人 …
-
-
人生のワームホールに飛び込む
大好きな作家、ロバート・A・ハインラインの小説の中でも、 とびきりワクワク読んだ …
-
-
60デシベルの勇気
先日、読んでいた本で、 「どんな物質も、意識のないところには存在しない。」 とい …
-
-
「声が枯れる」ってどういうこと?
声はエネルギー。 思考や感情のエネルギーが空気の振動、 すなわち、音という物理的 …
-
-
「自分らしさ」を見出す3つの方法。
自分らしさや、自分の「売り」を探すとき、 頭の中で、ああでもない、こうでもないと …
-
-
「慣れる」と「油断しない」の塩梅がムツカシイ。
今日、久しぶりにひとりで買い物に出かけました。 買い物に出たのは文具なのですが、 …
- PREV
- 声が届かない3つの原因
- NEXT
- 成長痛を抱えて走れ。

