エゴイストで行こうっ!
「ポジティブで前向き」というのが、
自他共に認める私の思考の傾向。
しかし、ここのところ、
友人、知人の病や死など、
道の終わりを意識せざるを得ないできごとが重なって、
「前向き」もほどほどにしないと、
逆に、ダークでちんまい気持ちになるわよねと、
数年前までは思いもしなかった妙な反省をしています。
後ろ向きは、もちろんNG。
前を向きすぎても、デッドエンドの影がちらつく。
端から足下見えるような位置にあたしの目はないし、
上ばかり見ていても、面白いことは落ちてこない。
え〜っ?
一体全体、どこ見て歩きゃいいのよっ!
先日、なぜか久々に、いや、
もしかしたら、今さら初めて?
映画『マトリックス』を見ていたら、
登場人物のひとりが・・・
人間の人生は、ただの「実感」。
本当に起きていることなのか、
単に、脳内で起きていると感じていることなのかは問題じゃない。
というようなことを言っていました。
ということは、
前でも後ろでも上でも下でも、
どこ見てたって、関係なくて、
結局、あたしたちは、
見たいことだけ見る。
感じたいことだけ感じる。
信じたいことだけ信じる。
それ以外は、全部ノイズってことで、
いいんじゃないのか?
見たくもないことに心奪われて、
ウジウジぐだぐだ文句言ったり、
感じたくないことを感じることに忙しくて、
肝心な感覚が閉じてしまったり、
信じたくないことこそ現実なのだとばかりに、
一所懸命望まない現実を創り出したり。
そんなこと、やめよう。
やめちゃおう。
いや、やめちまえ。
目をつぶって、最高の「今」を、全力で生きる。
きっと、それでいいのだ。
それしか、できないのだ。
たとえそれが、「ポジティブ」も「前向き」も通り越して、
ただの「イカれたエゴイスト」になっちゃっても、
全力でやりきろう、生き抜こうという思いに、
ブレーキなんかかけちゃいかんのだ。
暴走列車のようにぶっ飛ばしていこうっ!と
がむしゃらに走って来たけれど、
今日から運転手、目をつぶって、
アクセル、さらに踏み込みます。
巻き込まれそうな位置にいる方はご注意ください。
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