人は「エネルギー」なのだ。
昨日、70日ぶりに、
レッスン室にクライアントさんをお招きしました。
10週間。70日。
あっという間に過ぎた日々でしたが、
数字を見ると、
あぁ、長かったんだなと実感します。
この間ZOOMをつかっての、
中規模のセミナーや、
グループワークショップ、
個人レッスン、打ち合わせ、
そしてお茶会などはありましたが、
家を出るのはお散歩と、
近隣へのちょっとした買い物程度。
Uber Eatsや宅配便の人たちでさえ、
家のドアをくぐることはありませんでした。
このまま「三次元は無理」な
体質になってしまうのではないかと思ってしまうほどの、
完全隔離の日々。
しかしね。
「生身の人間」のエネルギーはすごかった。
クライアントさんがレッスン室に入るなり、
もの凄い量のエネルギーが流れこんできます。
空気の流れが変わります。
もちろん、身にまとう匂いや、
体温、身につけたものの質感などが、
部屋に物理的な変化をもたらすことはあるでしょう。
しかし、それより、なにより、エネルギーなんです。
何十人とZOOMで話していても、
受け取ることのできなかったほどのエネルギーが、
たったひとりの人間が部屋に入ってきただけで、
どーっと流れこんでくるのです。
人間って、エネルギーなんだ。
心の底から感じました。
そして、これまで人生で関わって来た人たちのエネルギーが
どれほど、私に力をくれたかを思い、
ああ、ありがたいなと、また感謝。
人間はだれもが、
とんでもない量のエネルギーを持っている。
そのエネルギーを凝縮させたり、集中させたり、
発信したり、表現したりすることの、得意な人と、
そうでない人がいるだけで、
人の命が持つエネルギーって、本当にすごいんだ。
生まれて初めての
70日間にわたる「人断ち生活」が教えてくれた、
大切なレッスンです。
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