超私的なブログを書きました。
2018年度の終わりと共に、
クレイジーな日々がやっと一段落。
いろんなことが少しずつ整理ついてきて、
なんだか靄(もや)が晴れていくように、
頭の中がスッキリしてきました。
実は、3月の前半は、こういうのを鬱(うつ)というのではないかな?
というくらいの、気持ちの重い日々があって。
とにかく、「明日」のことを考えるだけで、
すんごくBadな気分になる。
やりたくないことはなにひとつやってないはずなのに、
とにかく気が重くなって、
「また明日も仕事か」と思ってしまう。
もしも私が、こんなとき、
「がんばらなくちゃ」とか、
「こんなの、らしくないから、なんとかしなくちゃ」
って思うような生真面目なタイプだったら、
どんどん悪いスパイラルに入っていたかもしれません。
なにしろ、年が明けてからこっち、
昨年秋から通っていたゼミの、
最終プレゼンの準備に追いまくられていた上に、
歌詞をたくさん覚えなくちゃいけない、
大きなライブが立て続けにあり、
MTLワークショップの企画、運営、宣伝などがあり、
卒業ライブの指導期間があり、
自宅スタジオの改装があり、
ワークショップや講習会があり、
確定申告準備があり・・・・
それらすべてが、
週に15時間前後、大学のあるときは30時間近くある、
レッスンの合間に起こっていたわけです。
やっとすき間時間ができると、
衣装を買いに行かなくちゃとか、
家具を見に行かなくちゃとか、
美容院や、ネイルや、まつげサロンに行かなくちゃとか、
雑用と私用に追われまくり、
2代目わんこのルーシーさんのトレーニングに頭を悩ませ・・。
常に全方位的に脳を使っていた状態です。
そら、疲れますわね。
(年だから、じゃないんですのよ。たぶん。)
私の優れているところ(?)は、
こういうとき、ちゃんと堕落モード、
省エネモードに切り替えられること。
その時、その時、
集中しなくちゃいけないことだけを考えて、
後をバサッと切り捨てられる。
頭がオーバーヒートして、
眠れなくなっちゃったら、
潔く、睡眠誘導剤とかで強制終了するし、
何にもしないで目をつぶっていても、
脳が思考に支配されて疲れるときは、
日頃全然やらないゲームとかやってみる、
食事してても思考が止められないときは、
楽しめる映画を見ながらごはんする・・・。
そんな風に、気持ちが落ち込む時期を乗り越えました。
まぁ、正直、
眠れない夜や、
今日こそたくさん寝ようとクスリを飲んで寝たのに、
3〜4時間で目覚めてしまった上に、
仕事が気になり、どうやっても二度寝できなかった朝は、
言いようのないくらい気分が滅入ったし、
思い切って休もうと決めたはずのブログやメルマガが気になって、
書こうとがんばったあげく挫折して、
下書きの山をみる度に、
やるせない無力感に襲われたりもしたし、
散らかった部屋や、
放置された書類たちをみる度に、
自己嫌悪に苛まれることもあったけど、
ひとつ、またひとつと、
大きなイベントが終わるたびに、
気持ちが落ち着いて、
3月の終了と共に、
やっと本来の自分自身に戻れた感があります。
新年度の目標は、Be myself。
近年、好きなことしかやっていないとはいえ、
いろんなことがどんどんうまく回り出すと共に、
自分らしくいるための時間が、
どんどんなくなってしまいました。
ミュージシャンしかやってなかった頃って、
一日何本もスタジオはしごしたり、
1週間で10曲歌詞書いてくれって言われたり、
月に何本もリハーサルやライブをこなしたり、
旅仕事があったりと、
クレイジーな時期も、もちろんあったけど、
ゆっくり起きてエクササイズしたり、
ウォーキングしたりして、
まったりブランチして、
じっくり掃除して、
曲書いて、
歌詞書いて、
音楽聴いて、
練習なんかもして、
ゆったりお風呂入って、
ふらっと美術館行ったり、
思い立って海見に行ったり、
半日、本屋さんで過ごしたり、
映画見に行ったり、
ちゃらっと海外行ったり、
友達や家族誘ってごはんしたり、
それでまた移動中に曲書いたり、
歌詞書いたり、
日記書いたり・・・
ほんの20年くらい前まで、
(まぁ、「ほんの」じゃないけど)
そんな気ままな時間がいっぱいあったんですね。
そんな時間が私という人間を、
ちょっとユニークに熟成させてくれたとも言える。
今年度から、思い切って大学をお休みすることにしたのも、
もう一回、そんな自分時間を取り戻したかったから。
そして、自分自身ともう一度じっくり向き合って、
これからをどう生きていくか、しっかり見据えたかったから。
4年計画で考えて来たことですが、
奇しくも新元号に変わる節目と重なって、
本当に新たな気持ちで未来を見ることができます。
MTLもひと巡りの仕組みを作り終え、
これからひとつひとつをより素晴らしいものにするフェーズ。
インストラクターたちもどんどん育ってきてくれたので、
ここからは彼らの事業をサポートする仕組みを考えるフェーズ。
アーティストとして、ヴォーカリストとしては、
昨年、念願のDazy’sのアルバムを創れたことで、
やっと向かうべき方向性が見えた気がしています。
歌や音楽に関しては、
もう迷ったり、よそ見したりは、しないな。
これからは、パフォーマーとして、
そしてヴォイストレーナーとしての自分自身を磨き、
たくさんの人の前でお話をする機会をつくりたい。
同時に、もっともっとたくさんの人に、
私の書いたものを読んで欲しい。
物書きとして認められたい。
今はそんなことを叶えるための準備をしています。
そしてそして、
キャリアだけじゃなくて、
ゆっくりお散歩したり、
ゆっくりコーヒー飲んだり、
ゆっくりおしゃべりしたり、
のんびりジョギングしたり・・・
放置しっぱなしだった家のことも、
少しずつはじめたい。
旅行もいきたい。
もっともっとカラダをいたわりたいし、
ビューティーにも気を使いたい。。。
先日こんな話をしていたら、
弟子に、
「すでに忙しくて目が回りそうなんですけど」
といわれましたが(^^)
夢広がる新年度。
やっぱりコーヒーは、
時計を見ないで、
ゆっくり座って飲む時が美味しいなあと思う昼下がり。
おほほ。
なんか、しばらく、優雅に行きますわよ。(イメージ)
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*受講生の声はこちら。
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