大槻水澄(MISUMI) Blog 『声出していこうっ!』

ボイストレーナー大槻水澄(MISUMI)が、歌、声、音楽、そして「生きること」をROCKに語ります。

*

毎日が勝負パンツ!?

   

「勝負パンツ」というインパクトのあることばがあります。

もちろん、言わず知れた、
今宵が勝負!と思ったときに、気合いを入れて身につける下着のこと。

 

 

初めてこのことばを聞いたとき、
当時、やや奥手だった、若かりし私が思わず疑問に感じたのは、

「一体、いつ、いかなるときに、人は「勝負!」とわかるのだろう・・・?」

ということでした。

 

映画化もされた『ブリジット・ジョーンズの日記』の中で、
ブリジットがはじめてのデートに出かける夜、
片手にガードル型の補正下着、片手にセクシー下着を持って、
どちらの下着を身につけていくべきか、迷うシーンがあります。

「もしもの時には、セクシーな下着をつけていたいけど、
スタイルが悪く見えたら、もしもの事態は起こらない・・・」

 

いやいやいや。
それ、だめでしょ〜?

 

数年前、デビューして有名になりたいと言って、
レッスンに励んでいる子がいました。

ルックスも歌も踊りもなかなかのもの。

ところが、その子、残念ながら、どうも体重が重め。
彼女の芸風からして、スタイルよく、カッコよくないとダメなのに・・・

「チャンスが来たら痩せなくちゃって思ってます。」
と、大好きなおやつをぱくぱく。

思わず、「どこまで本気なの?」と聞きました。

 

今のままでは絶対にチャンスは訪れない。

痩せた人にチャンスがくるのか、
チャンスが来た人が痩せるのか、

もちろん、どちらもあるでしょうが、

チャンスが来ないと嘆くなら、
いつチャンスが来てもOKな自分をつくるのが先決なのではないか。

そんな風に考えていたからです。

 

本気で何かをつかみたいなら、
「毎日が勝負パンツ」でありたい。
どんなときでも、補整下着のいらないカラダをつくっておきたい。

 

いざというときに、

「あ〜・・・今日は・・・そういう予定じゃなかったんで・・・」

という人には、

なかなか「そういう予定」はやってこない。

 

いつだって、「脱いだらスゴイ」という自信を持てるかどうか。
そんな自信がオーラになって、
まわりを動かすんですね。

 

さて、最近、勝負パンツ、はいてますか?

あ、もちろん。比喩的な意味ですよ(^^)

11219962 - the very muscular handsome sexy guy on grey background, strict

 

 - Life, 夢を叶える

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


  関連記事

やりたいか。やりたくないか。

高校時代、毎日何時間も練習してたギターがなかなかうまくならなくて、 手が小さいか …

「自分じゃなくなりたい」?

「自分が、○○だったらよかったな。。。」   こんな風に思ったことのあ …

「がんばれる」仕組みをつくる

世の中にはがんばれる人と、そうでない人がいます。 がんばれる人からすると、がんば …

「お前は一体、どんな行動をして、今の状況を気に入らないと言っているんだ?」

週末なので、インサイドストーリー的お話を。 生まれて初めての音楽の仕事は、音楽学 …

「感覚の違い」を教えることが、一番難しい。

家の近くのチェーンで有名な定食屋さん。 最近、どうもようすが変わってきました。 …

「変」なのか?才能なのか?

先日、とある会社にお勤めの、 才能あふれる、知的な若者とごはんしていた時のこと。 …

「声」はエネルギー。

キャリアの節目を迎え、 「急に、自分の声が気になるようになって」と、 レッスンや …

「できれば音楽で食べていきたいんですけど…」

「できれば音楽で食べていきたいんですけど、 やっぱり、ほら、難しいじゃないですか …

「いいね」が消えた日。

他人の評価なんか気にするな。 自分で自分をどう思うかが大切なんだ。 数字のゲーム …

「マネをする」という選択も、自分のオリジナリティの一部なんだ。

人に習うと、自分のスタイルが確立できないとか、 人のマネをすると、オリジナリティ …