努力賞はない。そんなものはいらない。
「努力賞はないからね。」
音楽業界で仕事をするようになって、
一体何回このことばを聞いたでしょう。
「がんばらなくたって、できりゃいいの。」
「どんなにがんばったって、結果を出せなくちゃ、
なんの意味もないから。」
「プロってそういうことよ。
努力なんか全然しなくたって、できるやつはできる。
がんばってるとこ見せるの、むしろダサいんだよね。。。」
地を這うような思いで「がんばっている」私を尻目に、
しなやかに、軽やかに、
キャリアをトリップしていく天才たちを、
どれだけ羨ましいと思ったことか。
あんな風に生まれたら、
あんな風になれたら、
人生はどんなに楽で、楽しかろうと、
指をくわえた日々。
そんな、どちらかといえば、
いや、どちらかといわなくても、
石にかじりつく派、
石の上にも10年派の私ですが、
アーティストや、
ミュージシャン志望の子たちを指導する立場になって、
何度となく「努力賞はない」を口にしてきました。
努力の量と評価は関係ない。
だから、努力するなら結果の出る努力をしなくちゃ、
がんばった時間が無駄になっちゃう。
そんな激励の意味を込めてつかっています。
一分の才能と九分の努力。
どんな天才だって、
水面下で足をバタつかせることなしに、
結果を出すことなんて不可能だから。
「一分の才能」を持ち合わせるということが、
どれだけ特別なことかを、
知って欲しくて言うときもあります。
では、結果が出ないこと、
評価してもらえないことをするのは無駄なのか?
「一分の才能」を持ち合わせていないなら、
「九分の努力」は、
プールの縁につかまってバタ足をするのと同じ。
エネルギーを消耗するだけで終わるのか?
もちろん、答えはNOです。
がんばる時間が、新しい道を開くこともある。
がんばる姿を見てくれていた人が、
思いがけないご縁を運んでくれることもあります。
がんばり抜いた自分に、自信が芽生えることもあるでしょう。
夢中にがんばる姿は美しく、人の胸を打つものです。
やってみもしないことに、
才能があるかないかなんて、評価をくだせるわけがない。
努力というコップを満たして、
あふれ出した分が才能になる。
コップを満たす前に努力をやめてしまったら、
結局、なんの才能も発揮できないまま終わってしまうでしょう。
「努力賞はない」というのは、
「努力するのは無駄」という意味でも、
「努力なんかするな」という意味でもありません。
やるなら、自分で納得のいく結果が出るまでがんばれ。
努力するなら、結果の出る、評価される、くふうを重ねろ。
道が開けるまで、やり抜け。
そんな思いのこもったことばです。
努力賞はない。
そんなものはいらない。
どこまで自分を追い込めるか。
自分が納得できるまでやり抜けるか。
大事なのは、それだけです。
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