「時間」を武器に変える!
「日本人は、残業するから、作業の生産性が上がらないんだ。
17時なら17時に確実に帰らなければいけなかったら、
何がなんでも時間内に仕事を終わらせようと集中するし、
終わらせるためのくふうもするよね?
遅くまで残業するから、疲れたり、お腹がすいたりして気が散る。
無駄な時間が出る。
あげく、飯食って帰ろうみたいになって、翌日まで疲れを残す。
これでは負のスパイラルだ。」
複数の会社のCEOを歴任したアメリカ人の友人が、
以前こんなことを言っていました。
なるほど、わかる。
友人は「今会社がめちゃくちゃ忙しいんだ」と言っていても、
定時に帰宅し、ジョギングをし、料理をし、
家族と一緒にディナーをして、読書までしていました。
仕事が出来る人って、時間のつかい方がうまいのです。
オンとオフをバシッと切り替えられるから、
心身が健全な状態を保てるし、
仕事の生産性も、人生の満足度も高い。
一方で忙しい、忙しいと言っている人ほど、
集中力がなくて、生産性が低い。
いつまで経ってもひとつの仕事を終えられないから、
次々と別の仕事がかぶってきて、
ますます集中できなくなる。
そんな負のスパイラルにはまりがちです。
これでは、リラックスする時間も、
遊ぶ時間も、トレーニングする時間も取れません。
できる人たちとの格差は広がる一方です。
仕事や制作の効率を上げるのに大事なポイントは3つ。
1. 睡眠の質を上げること
これね、もんのすんごく大事です。
脳は、カラダの中でもっとも働く場所。
情報を処理し続け、新しいアイディアを生み出し続け、
あらゆる指令をカラダの細部に送り…。
そんなハードワークをこなしてくれる、ほんっとに大事な場所です。
きちんと食事を取る。
時には、しっかり休養して脳を休める。
そうやって、ちゃんと労ってあげると、
脳はちゃんと答えてくれます。
寝る暇がないとか、次々やることがあって気持ちが休まらないとか、
それって、ノンストップでマラソンを走り続けているようなもので、
カラダならどっかで故障するレベルの、いじめです。
集中力が落ちたら休む。
頭が回らないな、いいアイディア出てこないな、
と思ったら、さっさと寝る。
健康でい続けるためにも、鉄則です。
2. ひとり時間を確保すること
これが難しい人がたくさんいることを知った上で、あえて書きます。
もっとも集中力が奪われる、
作業効率が下がるのは、
自分以外の「生き物」の存在です。
とにかく、そばで動かれるだけで気になる。
話しかけられたら、答えなくちゃならないし、
無視したら無視したで、気まずい空気が流れたりする。
生き物はエネルギーを持っていますから、
そのエネルギーに影響を受けるのですね。
家族がいると、もうこれが、一番難しいんですが、
例えば、家族が起きるより、2時間早く起きてみる。
ひとりでこもれる場所を確保する。
貸しスタジオや図書館、コワーキングスペースを利用する。
車の中に閉じこもる、など。
ひとり時間はくふう次第で、必ず手に入れられるはず。
時には、無慈悲になることも、大事です。
3. 集中力を徹底的に高めること
集中力を高めると、時間の密度が変わります。
同じ時間を過ごしても、詰め込める量が圧倒的に多くなるのです。
集中力を上げるには、
あらゆる「ノイズ」を徹底的に遮断すること。
テレビ、ラジオや音楽のながら聞きは、
その分脳がエネルギーを消耗するので、NGです。
「全く気にならないんで」という人がいるんですが、
そもそも、全く気にならないならつけておくポイントはありませんよね。
周囲の音を遮断する目的なら、
クラシックのような、リズム楽器の入らない音楽や、
水の音などの、自然音がお勧めです。
iTunesなどで気軽に聞けるので、ぜひ試してみてください。
メールやSNSなどの情報ノイズは、遮断の一手です。
これも他人のエネルギーに影響されることに他なりません。
Wi-Fiがないと仕事ができないなら、アプリを切る、
通知をオフにするなど、くふうしましょう。
最大の敵は、思考のノイズ。
あ、あれやらなくちゃいけないんだった。
あの人に連絡するの、忘れてた!
後で、これ買いに行かなくちゃ…etc.etc.
思考ノイズは、
もう、ほんっとにウジ虫のように頭の中に湧いてきます。
こればかりは、止められません。
座禅の世界では、
「雑念は、流れるにまかせる」と言うようですが、
後でやろう、今はやめよう、と思うことで、
「覚えておかなくちゃ」という意識が働いて、
そこでまた、脳がエネルギーを消耗します。
だから、目の前に雑念メモを置いて、
出てきた雑念はどんどんそこにメモしておくのが正しい。
騙されたと思ってやってみてください。
ウソみたいに集中できるようになります。
時間は唯一、誰もが平等に持っているリソース。
どんな地位の人も、どんな職業の人も、
悠々自適な人も、フリーターも、バンドマンも、
お金持ちでも、貧乏でも、
あふれる才能があっても、凡人でも、
つかえる時間はみな同じです。
そういう意味では、時間のつかい方こそが、
下克上を可能にする最大の武器ともいえます。
まだまだ、やれることはありそうです。

◆歌う心とカラダに活を入れる2日間。MTLサマースクール2022。リアルとリモート同時開催。
◆公式LINE、はじめました。ご質問やお悩みにもお答えしていきます。ご登録はこちらから。
関連記事
-
-
「適正」って、「恋すること」なんだ。
「私は、ロックが好きなんですけど、 歌の先生に、キミにはそういう音楽は向いてない …
-
-
何を言われても、自分がぶれなきゃよくないですか?
少し前まで海外には、 「日本人はいまだにちょんまげ結って、着物着ている」 と思っ …
-
-
全集中のコツ
練習や修行が続かない、 はじめたことを最後までやり遂げられない、 がんばっても成 …
-
-
逃した「チャンス」は本物の「チャンス」なんかじゃない。
「チャンスが来たのに、生かせなかった」と感じたことはありますか? …
-
-
「また、やっちゃった」と落ち込まないためには?
人はなぜ、同じ過ちを何度も何度も繰り返してしまうのでしょう? 毎回、それなりに後 …
-
-
何をやるかより、いかに自分で在るか。
新年初ブログです。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。 この年末年始、自分と …
-
-
「自慢話」してますか?
謙虚な人が好まれるのは、別に日本だけではありません。 欧米でも、 …
-
-
もっとオモシロく教えてください。
大学時代、出席していた授業の9割は、 わからないというのじゃなく、つまらない。 …
-
-
人生の流れを変えるには、「人と出会う」
「ただ歩き回って歌っているだけじゃダメなのよ」 若き日のジャニス・ジョップリンの …
-
-
現実が自分にフィットしないときに、 なぜ、自分を合わせに行こうとするのか?
生涯を共にできるようなメンバーになかなか巡り会えず、 日々バンドの人間関係に悩ん …
- PREV
- "なんちゃってコピー"は、いい加減卒業する。
- NEXT
- 「極上の挨拶」は多少の不出来を凌駕する。
