大槻水澄(MISUMI) Blog 『声出していこうっ!』

ボイストレーナー大槻水澄(MISUMI)が、歌、声、音楽、そして「生きること」をROCKに語ります。

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「極上の挨拶」は多少の不出来を凌駕する。

      2022/12/25

夏の終わりを楽しもうと、
愛犬と一緒に郊外のドッグプールに行ってきました。

施設は小ぶりながら、
プールもドッグランもよくできていて、
ドッグカフェや屋内ドッグランもある。

本来なら、
「また来ようね」とご機嫌で帰路につくはずなのに、
どうにも、なんだかなぁ・・・。
「もう来ないね」と、施設を後にしました。

最大の理由は、店員さんの挨拶があり得ないくらい残念だったこと。

ごく当たり前の「いらっしゃいませ」がない。
帰り際に「また来ます」とちっちゃなウソをついたこちらへの挨拶は、
「はい。どーも」。

いやいや、「どーも」は、挨拶じゃないよね?

 

こちらの目を見て丁寧に、そして、にこやかに、
「いらっしゃいませ」と言ってくれるお店に、はずれはありません。

初めての店でも、そんな挨拶を聞いた瞬間、
「あぁ、この店にしてよかった」と思う。
その時点で、採点はぐっと甘くなります。

その後、出てきた食事は普通でも、
いや、ちょっとくらい残念なことがあったとしても、
帰り際に、
「ありがとうございました。またお待ちいたしております」と、
丁寧に、気持ちよく言ってもらうと、
「ああ、またこよう」と心の底から思える。

やっぱね。
「つかみ」と「オチ」。

今さらのようですが、
挨拶の大切さはどれだけ語っても語りすぎることはありません。

姿勢を正して、
相手の目を見て、
お腹の底から、いや心の底から、
「いつもありがとう」
「来てくれて嬉しいよ」という気持ちを込めて、
「今日はありがとう」
「また会いましょう」という思いを込めて、
にこやかに、明るく、気持ちよく、
そして、丁寧に伝えるのが挨拶。

当たり前のことを当たり前にやる。
それこそが、最も大切なこと。
そして、難しいこと。

自分の声は、思いは、ちゃんと届いているか?伝わっているか?
その挨拶を、相手は気持ちよく受け止めてくれたか?

忙しさに身をまかせて、
早口で雑な挨拶になっていないか。
気持ちの入っていない、型どおりのことばになっていないか?
気持ちのいい声が、ちゃんと出ているか?
自分はちゃんと笑えているか?

 

人間関係がうまくいかないと思ったら、
まず、自分の挨拶を見直してみる。

「お疲れさまです」も「どうも」も「ちわ〜」も「おざっす」も、
もちろん、全部NGです。

胸に手をあてれば、
自分自身もドキッとすることばかり。

あなたは極上の挨拶をできていますか?

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