「やった感」はいつだって、ちょっと痛い。
みなさん、明けましておめでとうございます!
2017年がはじまりました。
みなさんはどんなお正月を過ごしているのでしょうか?
我が家は毎年、大晦日、元日、2日は、
ちょっと周囲に言うと引くぐらいさまざまな行事満載です。
年とともに、「ま、いいか」も増えましたし、
義父が赴任先から帰国した義姉家族と過ごすようになってから、
2人だけということで、
おせち料理もお取り寄せしてしまうようになりまして。
年々、負荷は軽減されてはおりますが、
そのぶん、年々、仕事がハードになっているので、
まぁ、体力的な消耗度は、あまり変わりません。
とはいえ、このプロセスをきっちり踏むことで、
1年のけじめをきっちりつけ、
次の1年に向かうことができる、
心清められる大切な時間。
いままでのこと、これからのこと、
思いを馳せ、話し合ったりもする、
楽しい時間でもあります。
未来に思いを馳せるとき、
人は「後悔だけはしたくない」と思うもの。
右が左か、
究極の選択を迫られたとき、
「どちらに行きたいか」ではなくて、
ついつい、
「どちらにいけば安全か」
「どちらに行けば後悔しないか」と考えてしまう。
本当は右に行きたいのは山々だけど、
右の道はあまりに真っ暗で、
だからこそワクワク心惹かれるけど、あまりに危険が多い。
左にはたくさん足跡がついてるし、
とりあえず、次の10年、20年先くらいまでは見通せるから、
安全なんだろうけど、なんだか味気ない。
一瞬のワクワクに惹かれて、
奈落の底に落ちたら絶対後悔するんじゃないか。
なんであのとき、みんなと同じ方向に進まなかったんだろうか。
そんな後悔をしながら、
左の道を行った友たちを指をくわえて眺めるのなんか、
冗談じゃないっ!
もしも、そう思うなら、絶対左の道を選ぶのが正解。
そこで迷う時点で、
たぶん、左に行く方が幸せになれる。
きっと、その方が後悔しません。
しかし、人にはいろいろなタイプがおります。
ワクワクやドキドキを、すぅっと心の箱の中にしまって、
そのまま忘れられる人。
そのワクワクドキドキに、心をとらえられて
どんなにがんばっても、なにをしていても、
離れられない人。
あ。もしかしたら、
すっかり火を消してしまっておいたはずのワクワクドキドキが、
ある日突然目を覚ます、なんて人もいるかもしれない。
そしたらね。飛び込んじゃうんですよ。
奈落でも火の中でもなんでも。
ざぶんか、どぼんか、ひゅ〜んかわからんけど、
そして、ものすごいイタい目にあったり、
激しく辛い目にあったり、
もう死ぬんじゃないかくらい苦しい思いをしたりして。
やがて、なぜ、自分がそこに飛び込んだか、
心の底から納得できるまで。
そして、そっか〜とスッキリするまで。
振り切ってやれば、後悔をする余地はないのです。
だって、自分にはそれしか選べなかった。
それ以上がんばれなかった。
だから、後悔はないですね。
「やった感」はいつだって、ちょっと痛い。
でも、「やった感」のない人生は、味気ない。
どちらが正しい、は絶対にないです。
自分はどっちが好きか。
そのくらいシンプルなことですね。
そんな風に思う2017年のはじめ。
今年もどぼんと行きます。
関連記事
-
-
パッションから目をそらさない!
「え?MISUMIさん、そこまでやるんですか?」 何度言われてきたかわからないこ …
-
-
「強制OFF日」=ジャミーデーをつくる
命の次に大好きな音楽が仕事になった20代の頃は、 24時間音楽のことが頭から離れ …
-
-
「会いたい」というエネルギー
卒業式で「じゃ、またね」と別れて、 それきり一度も会っていない友達、何人くらいい …
-
-
「雰囲気」とは身にまとうもの
「わかってないなぁ。 ああいうスキャンダラスな雰囲気、お前、出せるわけ?」 &n …
-
-
社会人 x 音楽人 /自分バランスを最適化する
2015年にアップした『音楽を「職業」にしないという選択』という記事。 すでに、 …
-
-
「こちとら何年やってると思ってんのよ!」
「こちとら何年やってると思ってんだっ!?」 誰かに自分の専門分野を誉められた時に …
-
-
「いいね」が消えた日。
他人の評価なんか気にするな。 自分で自分をどう思うかが大切なんだ。 数字のゲーム …
-
-
何を言われても、自分がぶれなきゃよくないですか?
少し前まで海外には、 「日本人はいまだにちょんまげ結って、着物着ている」 と思っ …
-
-
自分の名前をGoogleで検索する?
今日は著者なかま&朋友、デザイナーのウジトモコさんの新刊『SNS xDESIGN …
-
-
「戦略とは何をやらないかを決めること」
「戦略とは何をやらないかを決めること」。 ビジネスの世界で、よく言われることばで …
- PREV
- 人生のワームホールに飛び込む
- NEXT
- ちゃんと寝ろっ!

