大槻水澄(MISUMI) Blog 『声出していこうっ!』

ボイストレーナー大槻水澄(MISUMI)が、歌、声、音楽、そして「生きること」をROCKに語ります。

*

まず、やれ。文句を言うのはそれからだ。

      2016/11/01

「あの程度のコード進行の曲なら、その気になれば何曲でも書けるぜ。」

「こいつ、こんなんで有名になってるけど、全くおんなじこと、
オレだって考えてたよ。」

「この子、たいしたことないのに、自分を売り込むのがうまいのね〜」

 

人は、自分の手の届く範囲、もしくは格下と思える人が、
飛び抜けて成功することをおもしろくないと感じます。

「ツイてやがるな、あいつ。」
「人に取り入るのが上手なのよね。」

 

 

非凡な人なら、成功するのも納得できるけれど、
なんで自分じゃなくて、あいつ?

 

まぁ、そうした場合、客観的にみて、冷静に理由をあげれば、
100くらい楽勝で出てくるのが常ですが・・・

 

今日の答えはシンプルです。
 

その気になれば何曲でも書ける曲を、「書かなかった」。

実行すれば有名になることを考えついていたのに、「やらなかった」。

そして、認められたければ、最も大切なのは、
人に知ってもらうことなのに、「売り込まなかった」。

 

「やるのは簡単だ。」というかもしれません。

本当にそうでしょうか?

 

頭の中で思い描くのと、実際に行動に落とし込むのとでは、
雲泥の差があります。

誰にも頼まれていない、期待されてもいないことを、
ただ一人、スタートし、継続し、
さまざまな困難に打ち勝って、形にして行くことは、
想像を絶するほどのエネルギーを必要とします。

 

周囲に馬鹿にされたり、
揶揄されたり、
裏切られることも多々あります。

あきれられたり、
軽蔑されたり、
疎んじられたり。。。

その度に、傷つき、自信を失い、挫折しそうになりながらも、

それでも、ただ、やる。

やり続ける。

 

成功できるのは、そんな、ほんの一握りの、「行動し続ける人」だけなのです。

 

まず、やれ。文句を言うのはそれからだ。

4828204 - young woman making rude gesture on a bad date

 

 - Life, イケてないシリーズ

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

  関連記事

「失敗の記憶」をリセットする

心もカラダもリラックスした状態で物事に取り組み、 自らのポテンシャルを最大限に発 …

まず、「やれます」と言ってみる。

「なんで英語で歌詞がかけるんですか?」と、 よく質問されます。 私はいわゆる帰国 …

「がんばれる」仕組みをつくる

世の中にはがんばれる人と、そうでない人がいます。 がんばれる人からすると、がんば …

横を向かない

悪口を言われれば誰だって少なからず傷つく。 一所懸命取り組んでいることを、批判さ …

「持っているもの」に焦点を当てる。

自分の嫌いなところ、ダメなところを並べはじめたら、 誰だって、たくさん出てきます …

寝かしても、修正しても、ダメなアイディアはダメである。

ブログの更新が滞っている時は、 たいがい、Upしようとした記事を途中でボツにして …

「音の立ち上がり」を正確にとらえる

歌い出す瞬間の音。 音を移動するとき、音の階段を上った、その瞬間の音。 その瞬間 …

誰に話しても「ウソぉ〜」と言われるOnline映像制作秘話①

MTLオンライン12というオンライン講座を作り上げ、 やっとスタートにこぎつけた …

「可能」を生きる

「一体いつから、できない理由を先に数えるようになったんだろう。 可能性に胸躍らせ …

「時間」を武器に変える!

「日本人は、残業するから、作業の生産性が上がらないんだ。 17時なら17時に確実 …