エネルギー不足で「やってられるか、ばかやろー」となったときなにをするか?
ガッツ不足に陥るときは誰にでもあります。
絶対うまく行くと思っていたことが、うまく行かなかったとき。
楽しく、精一杯やっているのに、他人にとやかく言われたとき。
がんばっているのに成果が上がっているのか、さっぱりわからないとき、
やってられるか、ばかやろー。
と、(まぁ、もうちょっと上品なことばかもしれないけど)
放り出したくなるのは、もう、本当に、誰だっておなじです。
投げ出したら負けなんだよ。。。(心の中の声)
わかってるけどさ。
こんなことがんばるだけ時間の無駄なんじゃないの?
(もうひとりの自分の声)
「ダメだと思うから、ダメな現状を引き寄せてしまうのである。」
(記憶の中の名言)
うまくいかないのに、うまく行ってる自分なんか、
想像出来るわけないでしょ〜っ!?(もうひとりの自分の声)
やめちゃうの?やめて後悔しないの?
やらなきゃ、なにも叶わないよ。(心の中の声)
「勇気ある撤退のタイミングを誤ると、損害は多大に膨らんでゆく。」
(記憶の中の名言)
・・・・このあたりで、
星一徹さんならちゃぶ台をひっくり返してしまうところでしょうか。
ハッキリ言って、迷っているときは、
なにをどう、がむしゃらにがんばったって、
絶対にいい結果は出ません。
それは難しい法則の問題ではなく、エネルギーの問題です。
人を動かすのも、物を動かすのも、エネルギー。
エネルギーが足りなければ、
練習したって結果は出ないし、
人と会ったって、いい反応はもらえないし、
ライブをやっても、イマイチなパフォーマンスしかできません。
ガッツが出ないときは行動しても無駄。
空っぽの箱を、
どんなに飾り付けても、
精一杯振り回しても、所詮空っぽ。
魅力的な物に生まれ変わるわけはないんです。
エネルギーが空っぽなときは思考エネルギーだって空っぽです。
空っぽな頭では、どんな状況判断も無理というもの。
ギブアップしちゃうのも、
逃げ出しちゃうのも、
放り出しちゃうのも、
このタイミングでは絶対にするべきではありません。
考えることさえ、無駄なんです。
さて。
車が動かなくなったら、ガソリンを入れる。
電気機器が動かなくなったら、充電する。
エネルギーがなくなったら、エネルギーを補給することが一番です。
では、人間にエネルギーを補給するのって、
どうすればいいのでしょう?
とりあえず、いっぱい食べればいいのか?
それもひとつの方法ですが、
実は、人間のカラダが一番エネルギーを消費するのは、
「消化」だそうです。
どんな美味しいものでも、カラダに入れば異物です。
それを、血や肉やその他いろんなものに変換するのに、
人間というカラダはものすごくエネルギーをつかうというのです。
食べまくるだけでエネルギーを満たすのは難しそうです。
じゃ、アルコールはどうか?
残念ながら、アルコールはカラダにとって毒です。
がぶがぶ飲めば、解毒のためにカラダはどんどん消耗します。
お酒を飲むと気持ちが紛れる気がするのは、
単に感覚が鈍くなるから。
翌朝には、飲む前よりもエネルギーは落ちているわけです。
じゃ、やっぱり、「寝る」でしょうか?
もちろん、これも、ひとつの方法です。
体力が消耗している、脳が疲れている、などの理由で、
ガッツが落ちているなら、
ジタバタ仕事や練習にしがみつかず、とっとと寝るのが一番です。
とはいえ、寝過ぎは脳に大敵ということが、
最近の科学で証明されています。
寝過ぎると、自律神経を乱す、ホルモン分泌異常を引き起こす・・・など、
さまざまな異常を引き起こすとか。
長時間寝ることで、かえって睡眠は浅くなり、
脳は休めなくなるという話もあります。
ふて寝もあんまり効果はないんですね。
「うぅうううぅうう。
じゃ、一体全体どうしたらいいの〜??」(街の声)
まずは、とにもかくにも、
一旦、稼働停止ボタンを押すことです。
脳もカラダも、全面的に、一旦スイッチOFFです。
ワーカホリックながんばりやさんほど、
これにはある程度勇気がいります。
スイッチをOFFっても、しばらくは、なんやかやと考えてしまいます。
ここで誘惑に負けて、ちょっとでも行動したら負けです。
完全に、徹底的にOFFです。
必要とあらば、PCも、携帯も、全部OFFです。
ひとりにならないとOFFれないなら、
なんとかひとりになれる状況をつくりましょう。
次に試みるのが回復です。
消耗しきった心とカラダをねぎらうこと。
美味しいものを、美味しいなぁと食べる。
適度に美味しいお酒を飲む。
マッサージやエステや温泉や・・・
そういうリラックス環境をつくる。
一切頭を使わないように、
どうしてもあれこれ考えちゃったりするなら、
映画を見たり、マンガを読んだり、ゲームをしたりする。
そして、ゆったりと、気持ちよく眠る。
やがて、すっかり自分の心身が復調してきたと感じても、
まだ行動してはいけません。
この時点では、疲弊していた心身が、とりあえず回復しただけ。
エネルギー補給はここからスタートです。
これには、誰がなんと言ってもインプットしかありません。
エネルギー補給のためにインプットする方法は、さまざまです。
音楽を聴く。
本を読む。
映画を見る。
美術館に行く。
街を歩く。
旅に出る。
好きな友人と会う。
興味を持った人とおしゃべりする。
長いこと会っていなかった人と会う。
セミナーや勉強会に出かける。
コンサートに行く。
学校に入る。
通信講座を申し込む。
買い物に出かける。
欲しかったものを思い切って買う・・・etc.etc…
音楽や文学、アート作品には、
作者のエネルギーが宿っています。
何百年も愛されているアートなどは、
それだけエネルギーが満ちていますし、
それを見て、聞いて、
エネルギーを得てきた人たちのエネルギーも、
宿っていると感じらます。
自然には計り知れないエネルギーがありますし、
人や物が集まる街にも、違ったタイプのエネルギーが存在します。
学ぶ場には、教える人のエネルギー、教材のエネルギー、
そして、共に学ぶ人たちのエネルギーも充満しています。
心の向くままに積極的に関わろうという姿勢が、
自分のエネルギーの入口をばかっと開く。
心とカラダが満ち足りたら気づけばガッツ満点。
行動したくてたまらなくなるはずですよ。
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