「慣れる」と「油断しない」の塩梅がムツカシイ。
今日、久しぶりにひとりで買い物に出かけました。
買い物に出たのは文具なのですが、
せっかくだからと、少しブラブラすることに。
しかし、なかなか今までのようにはいきません。
靴を見たくても、試着する勇気が出ない。
履いた後、その靴をどうしたらいいのかもわからない。
本屋さんに出かけても、
なかなか気軽に本を手に取る気になれません。
文房具でさえ、
なにかを手に取るたびに、消毒液に手が伸びます。
雑貨店でも、
気楽にものに触れるのが申し訳ないように感じてしまう。
みんな同じ思いなんだろうなと思うほどに、
元の生活に戻るのは容易じゃないと感じられて、
少し気が重くなりました。
しかしね。
人間は慣れる動物。
思えば、あんなにマスク嫌いだった私が、
マスクなしには家を出られなくなっている。
手の消毒だって、
首からかけるイオニアカードだって、
もうごくごく当たり前になってる。
ウィルスと共存することにすっかり慣れるころには、
きっとワクチンができているはず。
大丈夫。大丈夫。
そんな風に自分に言いきかせ、
いつものように、
思いきりポジティブに気分転換をして帰ってきました。
さて。
習うより慣れろ。
耳にたこができるくらい聞いてきたことばです。
なんでもかんでも、
人に聞けば手軽に答えをもらえると、
考えがちな人を戒めたことばなのか、
人に教えを請うよりも、
まずは自分でやってみて、
試行錯誤しながら、
正解を選び取って行く方がいいという意味なのか、
いずれにしても、
物事に習熟する過程では、
「慣れる」は不可欠なことであります。
一方で「慣れ」でやらないことも、
同じくらい重要です。
「慣れ」は「油断」に繫がります。
「こんなもんか」と、
高をくくって取り組むようになると、
向上のレベルは頭打ちになります。
なんでも「手癖」でこなすクセがつくと、
新しい方法を試したり、
未知の領域にチャレンジしたりすることが、
億劫になります。
「当たり前の結果」に慣れてしまうと、
研究や準備や努力のクオリティが下がる。
すなわち、関わる人たちのエネルギーレベルが下がる。
パフォーマーなら、
飽きられたり、じり貧になったりするでしょう。
仕事なら、
結果がともなわなくなるでしょう。
そして、日々の生活なら、
必ずほころびが出てくるものです。
この「慣れる」と「油断しない」の塩梅が、
まぁ、難しい。
人は安心やゆとりを感じたいものです。
慣れれば安心がうまれる。ゆとりも生まれる。
そんなときこそ、
もう一度、
どうしてこれをやるのか?
どんな結果を出したいのか?
もっとくふうはできないのか?
そんなことを胸に手をあてて、チェックしたいもの。
芸事にも、コロナ対策にも、
油断しがちな自分に、言いきかせたい、
大切なことばです。

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